世界観設定まとめ|短編連載『仮面の記録者』
世界観設定まとめ|短編連載『仮面の記録者』
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タイトル:仮面の記録者
ジャンル:
アクションヒーロー × サイコサスペンス × SF × ホラー × 都市伝説
主題:
「顔」「記憶」「存在の書き換え」「本当の自分とは誰か?」
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物語の舞台
現代日本をベースにした日常的な都市空間だが、徐々に“異常な情報空間”が侵食していく。
「現実と非現実」「記憶と他者の記録」「自我と人格の分裂」が交錯する。
“記録”された記憶はアプリや仮面を通じて流通・上書きされ、個人の“顔”や“人生”すら奪われていく。
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主人公:ハルキ
年齢:大学生(20歳前後)
性格:温厚、やや内向的。自分の「顔」や存在に自信がない。
特徴:第1話の朝、目覚めたら“顔が変わっていた”
能力(仮):**記録者**として、他者の記憶・存在を断片的に“同期”される状態にある。
状況:記憶の一部が抜けており、自分が“誰の顔”をしているのか曖昧になっていく。
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彼女:香緒
ハルキの“彼女”という記録があるが、彼女自身もハルキを「本当に知っているか」に疑念を持っている様子。
第3話では再会するも、どこかよそよそしい。
表面上は優しいが、「何かを隠している」態度や口調。
おそらくハルキの“顔の変化”に気づいており、正体を知っている可能性がある。
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RE:CODERアプリ
ハルキのスマホに勝手にインストールされていた謎のアプリ。
自動で「記憶ファイル」の更新通知を送ってくる。
ファイル名や内容には不穏な情報(例:「顔のない母」「儀式No.19」「模倣人格」など)。
使用中、スマホから“知らない顔”が浮かび上がることも。
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仮面(記録媒体)
“記録された存在”の人格・顔・記憶が刻まれる人工的媒体。
仮面を装着した者は「その人間になってしまう」。
儀式で用いられる仮面は、感情や記憶を“引き渡す”ための装置でもある。
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記録儀式(過去のフラッシュバック)
第2話以降、ハルキは夜ごとに奇妙な夢を見る。
夢の中で「顔を変える儀式」が行われ、自分の記憶が誰かに譲渡されている。
その儀式の際、“顔のない女”が必ず登場する。
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顔のない人々(のっぺら)
異常現象が起こると、周囲の人々が「顔のない存在」に変貌する。
感情や人格の気配が消えており、“ただの記録の容れ物”のよう。
ハルキを“認証済み個体”として追跡・観察してくる。
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キーワードまとめ
キーワード意味・補足
仮面記憶・存在を写し取るメディア。顔の象徴。
RE:CODER記録更新アプリ。裏世界の管理ツール。
儀式記憶譲渡と顔の移植が行われる。
記録者他者の存在を“記録”される対象。
顔自我と他者認識の象徴。
消失フェーズ自分の顔や存在が徐々に奪われる段階。
同期自分の記憶に、他人の断片が流入する現象。