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エッセイっぽいなにか

マニュアル車の魅力を語る

 どうも、たまにエッセイを書く人です。

 今回のお題はこちら、マニュアル車の魅力を語るになります。


 現在のMT:AT限定の取得割合は3:7ほどになっていると聞いたことがあります(Go〇gleさん調べ)。

 このままじゃマニュアル乗りが全滅してしまう! そんな危機感を覚えたのでマニュアル車の魅力を語っていこうかと思い立ちました。

 って訳で、体験談を交えながら順番に説明しますね。なお筆者はMT乗りです。

 AT限定の方にもわかりやすいように説明をするのでご安心を。



※マニュアル車の魅力


1.アクセルとブレーキを踏み間違えても発進しない

 これはどういうことかというと、マニュアル車というものは基本的に左足でクラッチを踏んで切った状態で右足でブレーキペダルから足を離し、右足でアクセルペダルを軽く踏んで回転数をあげて、クラッチをゆっくり離して半クラ(半クラッチ)に当ててようやく1速発進が出来るようになります。

 つまりクラッチをきちんと繋がない限り車は動かないわけです。


 よって、『間違えてブレーキじゃなくてアクセルペダルを思いっきり踏んじまった件』になっても、クラッチは切ってあるのでエンジンが唸り、タコメーターに記されている回転数が高いところまで上がるだけで済みます。

 なお、車はそうなっても動きません(厳密にはクラッチを切ってあるので勾配がある場合はずり下がったりします)。


 これ、何の意味があって話をしているの? と疑問に思われた方がいるかもしれません。

 何の話に繋がるかというと、よくニュースで報道される『アクセルとブレーキを踏み間違えて〇〇に突っ込んだ問題』を回避できるという話に至ります。


 この踏み間違え問題は、AT車の特性上なりやすいものなんです。

 AT車はアクセルペダルを思いっきり踏むとキックダウンという現象が起こり、低速ギアで急加速する特性を持っております。本来ならこの機能は追い越しや登坂などで使います。


 だけどマニュアル車でそんなことをしてもブゥン! とエンジンがふけ上がるだけで済みます。

 MT乗りの方なら分かるかと思いますが、ブレーキを踏みながら半クラを当てるという行為は基本しません。よってアクセルとブレーキペダルを踏み間違えても、クラッチ操作は間違えないから大丈夫なわけですね。


 という訳で、MT車なら発進時の事故を減らせるよーというのが一つ目の魅力でした。


2.ギアごとの速度が大体わかる

 マニュアル車というのはクラッチを踏んでシフトをガチャガチャしながら変速をしていきます。

 これはギア比というものがあるため、速度域に合わせて変速をする必要があるからです。

 もっとわかりやすく言うと、自転車の変速機能と一緒です。低速ギアを使うと加速は良いけど速度は出ない、だから高速ギアに切り替えて速度を上げようってやつです。MT車も一緒です。


 で、ギアごとの速度が大体わかるとは何ぞや? というと、文字通りの意味で今入れているギアとエンジン音、ターボ車ならパワーバンドと呼ばれる高加速帯の加速具合で速度が大体わかるんです。

 例えば軽自動車で1500~2500回転あたりで燃費走行した場合、1速あたりの速度は大体10キロほどになります。2速なら20キロ、4速なら40キロといった具合ですね。


 ってわけで速度超過しにくいよーというのが二つ目の魅力でした。


3.エンジンブレーキが強い

 普通車のブレーキというのは二種類あります(大型車のエアブレーキは除く)。

 それはブレーキベダルを踏んで減速するものと、ギアを低速ギアに落としてブレーキを掛けるエンジンブレーキというものです。

 エンジンブレーキはエンジンの回転数を利用したブレーキ方法になります。


 で、このエンジンブレーキってどのくらい強いの? というところから説明します。


 例えば急な下り坂をAT車で下ったとします。ギアはDに入れっぱなしと仮定します。

 すると60キロ以上まで加速します。こわいね。


 しかし、MT車で2速に入れて下ると、2、30キロくらいで下っていきます。エンジンブレーキって凄いね。

 なおAT車にもエンブレ(エンジンブレーキ)は付いております。車種によって異なるのですが、自由に変速できるSモードやCVTと呼ばれるものなどなど、あるいは2速や1速に落とせるものもあります。

 車によってはオーバードライブというトップギアを殆ど使わないエンジンブレーキもあります。


 では、そもそもエンジンブレーキってどんな場面で使うの? という疑問にお答えします。

 基本的にエンブレは長い下り坂で使います。

 この長い下り坂をフットブレーキで減速しながら進むと、ブレーキパッドが熱くなったり気泡が混じったりしてブレーキが利かなくなります(ベーパーロック現象、フェード現象)。

 って訳で、長い下り坂ではエンブレを使いましょうって教習所で教わるわけです。


 ちなみにこの下り坂でのエンブレ、MT車なら3速にいれると丁度いい速度になります。ほぼ法定速度です。

 という訳で、エンブレ使うならMT車がいいよーというのが三つ目の魅力でした。


4.シフトをガチャガチャするのが楽しい

 シフトをガチャガチャするのは楽しいぞ! 話は以上だ!



 本当はMT車の魅力はもっとあったりします。例えば空荷の軽トラや雪道での2速発進とかですね。

 でも文字数がやべぇって感じなのでそろそろ切り上げます。


 MT車はいいぞー(布教)。

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― 新着の感想 ―
続けてすみませんm(_ _)m 一度だけ、いすゞの12速MTに乗ったことありますけど、あれはダメです。あれならATのほうがマシです! ふつうのMTは大型トラックでも6速ですよ。ちなみにATは大抵の…
大型トラックドライバーをやっております。 最近はトラックもATが多いです。 トラックは断然MTのほうがいいです。楽しいとかは乗用車と違ってそれほどないですが、自分でトルクのかけ具合を選んで意のままに…
[良い点] おおお…! 全然分からなかったマニュアル車のことが、少しわかった気がします…! [一言] マニュアル車の、「ガックン!」っていう乗り心地がチョット苦手です(´・ω・`) 運転する人にもよる…
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