表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

プロローグ

 そこは真っ白な世界だった。

 辺り一面が真っ白な世界。

 ふわふわと宙に浮いているような感覚は楽しい、けれどそろそろ地面が恋しいと思った瞬間、自分の足元に地を感じる。

 ふと自分の足元を見たフェリアは今自分が裸足である事に気づいた。


「裸足?」


 その事に気づくと次は一本の道が足元に現れた。短い丈の草で出来た道が一本真っ直ぐに伸びている。

 そろり、そろりと慎重に足を前に出し進んで行く。サクサクと柔らかい草の感触を楽しみながら進んだ先に手を振る誰かがいた。

 誰だろう?誰だろうと思いつつ、その手を振る姿が分かるようになると。見慣れた姿がフェリアの視界に飛び込んできた。


「あっ!――!!」


「?」


 その姿の人物の名前を呼ぼうとしたが上手く声が出ない。


「―――!!」


 呼びたいのに声がでないもどかしさにフェリアは喉を抑えその場にうずくまった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ