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ひえおrvr

作者:

人間が どこまでも追い詰められていくなら

明日 咲くはずの花の行方は どこに

向かって 大きな声を出せばいいと

いうのでしょうか

私は

明日をも知れぬ身の中にあって

私たちは 今日よりも大きなこと

明日よりも 大切にしていけるもの

それは 間違った 記憶の中に

埋めつけられる たくさんの

遺伝子 の 向こう側にある存在

それは 私です



みんなが 私たちの身の回りにあるもの 全部片付けてしまって 昨日より

私たちの近くにあるもの追いかけて来てしまった矢先のことでした

ある日突然 私たちの目の前には 見たことのない影が覆い被さって

それは 私たちを前にして言うのでした 明日のことは

今日のうちに済ませてしまわなければないけないと

私たちに向かって言うのでした

それを聞いて 私たちはこう答えるのです つまり

私に言わんとすることは あなたが私たちに

言わんとすることは そんなつまらないことで

いいのかと 私たちは明日になったら

忘れてしまう生き物 私たちは

あなたのことなんて 忘れてしまう生き物



その日 その時 その場所に

残してきておいた物たちのことを

考えると 私はある日のことを

思い出した挙句に大空の果て

にあるものは何かということ自体

どうでもいいことのように思えてしまって

私にはそんなこと ある日

私には そんなこと

どうでもよかった

そんな日々があったことだけ

覚えているのですが 私たちには

その時

何があったかなんて関係なく

私たちには ただ あなたを 飲み込みたい

という 気持ちだけ

あったのでした




見果てぬ夢がこの世のどこかにあったと言います

それは私にしか知らないことたくさんあった昔のこと

思い出はいつしか消えてしまいます

その日になって慌てても無駄

その日になって私はいつかの出来事を思い返すようには出来ていない身体のことを思います

その日は私にとって大事な日

一日の中で一番大きな出来事が起こる時間の中で繰り返し思い出すべき大事な日

その日は私にとって今までにない一日となる

はずだったその日は私にとって今までにない一日になるはずだった

私にはそんなことはまだ知らずに起きたこと

私にはそんなこと思いもしなかった一日はまだ残っていた

いつの間にか消えていく一日がまだ残っていて

私はそのことを喜ぶということができなかった

私には今まで起きたことが全部最初から繰り返し見れるビデオテープみたいなものだということがまだ

分かっていなかった




空がまだ曇り空で

私にはまだ見えない空

であった頃

その日の天気は晴れのち曇りで

あまり良いお天気とはいえず

その日は私たちに向かって

大きな声をあげる

人間は誰一人いませんでした

私たちには大きな音を出す装置が足元にあって

それは今にも壊れてしまいそうな音を出して

あたり一面に

鳴り響くのです

でも

歌うように

鳴り響くのです

それは

私たちに聞こえないように音を出す

のです音は私たちに聞こえないような音なのです

その日は私たちに向かって

大きな音を

出す必要はありませんでした

私たちはみんな眠ってしまっていたからです



もういいや全部どうでもいいやこの世の中のこと

全部どうでもいいやと思ったどうでもいいこの世の全部がどうでもいい私には関係ない

だってこの世の中のこと全部集めてもたった1ページの紙切れにもなりやしないこの世の中のことは

全て公園の蛇口で水飲んでるガキのケツの穴からでたことだ

この世は全てどうでもいいが重なってしまって金輪際どうにかしてほしい

という言葉を投げかけてくれるな私にはそんなことどうでもいい

どうでもいいと繰り返したある日私はいつの間にか

この世から消え去ってしまっていた



行かないでというよりは

私はあなたに伝えたいことがあるというよりは

今になって気づいたことがあるというよりは

未だに分からないことがあるという私の

明日の予定は何ですか

今になってというよりは私たち

明日まで生きることができない

昨日というよりは今日私たちは

勇敢になって明日を迎えにいく

その日私たちは今までになく

自由ということが恐ろしかった

今日私たちは冒険の旅に出て

明日になったら死んでしまうということが

何よりも恐ろしかった



今となっては見果てぬ夢の続きを

思い出すように確かめて今までは

今朝の新聞まで取って置いた

朝私たちは行く先を確かめて

ひっそり足を伸ばしていたはず

今はまだ確かめておくべきことが沢山あって

その日一日分の動きは

紙に書き溜めて置いたまま

部屋のポケットの隅に

隠しておいたまま

私にはよく分からないまま

いつかの星座に

思いを馳せています

その日はその日で

よく分からないまま

私は私で

よく分からないまま

いようと決めました

一夜限りの出来事だったので



覚えている出来事は

いくつかあって昔

私が思い出したことは

その日のことではなかった

いつかのことではなかった

私にはみんなが

かいくぐっている危険を

察知する能力はなく

人に親切にするという

力は乏しかった

そんなある日のこと

私たちには未来が

見えたと思える瞬間があった

それは未来に行く旅の途中で

人々が落としたものを拾って集めた

瞬間だったそれは私にしては

上出来の瞬間であなたにしては

きっとそれ以外のものはないというほどのものであったはず

私たちは空に落ちてしまった鳥のように

羽を広げるということはせずに

一目散に飛び出して

明日に向かってかけ出していった





透明な瓶を投げつける

その先には

暗い雲があって

その先には

私たち

向こう側には

新たな人間

新しい形があって

それは手を伸ばしているのです

その先に行くものの為に

足の踏み場を作っているのです

汚れちまった街

汚れちまった家

部屋の奥底に

抱えている

私たち

新たな形

そこに踏み出せば良いだけ

本当はわかってるはずだぜ

ノリアキがそう言ってた

イヤホンの向こう側で

そう言ってた



その日のうちに隠しておいたことが一つ二つ一つ二ついくつかあったように思いますその日は私たちの足音がいくつも響いていました今しがた私たちはある時にこの日に無くしたものがいつの間にか覆いを取られていつの間にか私たちは今朝の事柄について考えないようにしていたのです。今のように今しがたのように私たちは遠吠えを聞いてその後に私たちはもう会わないよと言って道を引き返して行ったその後のことは誰にも分からないのです今しがたのことは私たちにしか分からないのです。




仲間が消えてその奥にわかったような言葉が並べられていたのだが

そのせいで

私たちは昨日まで追いかけていたものにまたしてもこの夜に私たちは昨日から同じところにいる

今朝だって私たちは同じような会話しかしていなかったその晩は二度と起こらないことについて話し合っていた

その一言が余計だった為に私たちはまたしても同じ夜を繰り返すことになったのだ

その晩は私たちにとって大事なことを話し合うつもりだった私たちには

その資格があるはずだった




そして前を向いた時わたしの口は開いたままだった

その手は向こう側の景色を映し出していた今にも私たちは手の向こう側に伸びていかなければならないようだった

今しがた

私たちは

いつの間にか

溶けきっていた夏の日に覚えたいつの間にか

私たちは冬のことは忘れてだってこの夜ばかりは

今だっていつだって私たちは透明な渦の中にいて

いつの間にか私たちは目覚めている

起きろいつだって事は起きているのだいつだって私たちの目の前にあることは忘れたままにして置けず目を覚ましてばかりのいつの日にかだって壊れてしまうなら今起きて行動しろ

その手には何もない本当に本当にそう思っているのか?





未だかつてないそんなことはない今だっていつだってわたしたちの目は開いたままだ

閉じられることなく流れていく情報の流れの中で今しがた見てきたものことを確かめるために私たちはそれを口にするのだ

何もできなくていい明日になれば全てが解決している私たちはそんなことがもう起こりようもないことを知っている

自分のためではなくいつだって誰かのためになって考えている人たちを横目に見ながら怯えて暮らすのはもう嫌だ

私たちは明日行動しなければならない

開いたままのてのひらに何か詰めて生きようとすることから逃れられない



戦争が怖いか

わたしの目の前にあることのほうがよっぽど怖い

人目につくことが怖いまだ新しい雪の上に足を踏み入れることが怖い

今までだってわたしは手をこまねいていた

線の内側にいてそれをずっと見ていた

綺麗だな 汚いな 残酷だな 正義だな

私たちは今あるものを手にしてそれで戦う必要がある

今しがた教えられたことなのだそれは

まだ見ぬ光の向こう側にある景色

暗闇に手をこまねいているうちに過ぎ去ってしまう時間

終わりに近づく私たち

もう後がない 体はどこかにいく

勝手なものだ 私たちは消えてしまう

どこかに どこに このままだと 消えてしまう



それは一瞬のことだ

いつまでだって時間がかかる

私たちは群れている

この世の中のことが次第に分かりはじめるまで

見ないようにしていたことたち

いつしか遠くに行ったものたちを抱えて

再びここに来て欲しいと行ったのです

私たちは向こう側まで行ってきた

私たちは足の向かうままに進んできた

いつの間にか置いてきたものたちはどこかに行ってしまった

私たちはその向こう側がわかるまで足を進めるつもりだ

私たちは見たことがないものを見れるようになるまで

このまま行ったり来たりを繰り返すつもりだ

私たちにはそれはなかった 

今までのことのように訪れてくるものたちは

私にはもう見えていなかった




私の手の中にあるものは

今はまだ小さなものかもしれないけれど

ある日突然

大きくなる物事

急変する事態

今はまだ穏やかに過ごしているかもしれないけれど

見えなくなる

急に

目の前が真っ暗になって

この辺りに

住んでいる人たちが

誰かしら死んでいく

誰かしら殺されていく

日常

私たちはそんなことを取り戻すために

戦っていたわけではない

私たちは再び来る平和のために

戦っていたわけでもない

ある日突然来る

終わり

きょうのできごと

昨日の出来事が崩れ落ちてゆく瞬間

立ち会って

目を逸らさずにいられるか

無理だ

私には無理だ

嘆く声が聞こえてくる

鳴り止まない

遠くの方から

何度も

私たちは誓ったはず

永久に 永久に?

私たちはここにいない

だから好き勝手できるのか?

従わされてばかりの人間に

何ができる

私たちには

遠い国の出来事

じゃない

私たちには

今あることを逸らさずに言葉にできるか

問われている

今あることを踏まえて次に何ができるか

私たちは永久に 永久に?

捉えて離さない何か 善か 悪か

そんなものなら

大して怖くない ただの言葉なら

私には簡単に乗り越えられる


ただ一点を見つめる目

その先には何がある

何が聞こえる

わからない

わからないなら想像する

意味がないなら 

作りあげるものたちに

何もできないなら

壊すことだ 永久に

私たちはそこから逃れられないのなら

今はまだ信じることだ

永久に? 永久に続くことはないと

思えたなら 私たちは

世界の切れ端を掴んでそこから引き摺り下ろしてやる

大いなるものを 小さなものを一つずつ無視して蔑ろにしていくというのなら

お前を叩き潰してやる



その日私は何か探していました

見えないものを見えてるものを何もかも

私は探していました

その日のことをなぜか覚えています

私はいつもなら何もかも忘れてしまうのに

なぜかその日のことは覚えていたのです

私にはきっと何かしら思い出すことがあったようなのでした

私にはその日のことがあまりよく覚えていられない事柄に満ちていたのかもしれません

だから私には何も思い出せないということが分かったのでした

私にはやはりあまり覚えていないということが重要なことに思えて仕方ありませんでした

私にはその日のことがやはり大事なことに思えて仕方ありませんでした

何を探していたんだろう何を覚えていないんだろう

もう何も分かりません

何も分からないままで私は

新しい日々を生きなければいけません

私はその日のことがよく分からないまま生きてゆかなければなりませんでした

そんなことは当たり前のこと

日常的な風景なのです

それは当たり前すぎて私には

耐えきれませんでした

私は柵の向こう側に行くという言葉を信じて向かって行くのですが

そこには何もないのです

私には辿り着く場所がなく帰る場所がなく

そんなことも当たり前のことなのです

私には今朝きた手紙の返事を出すということができない

それはそうです

だって私たちにはある日突然ということがない

いつだって予兆が私の周りを取り巻いているのです

いつの間にか納得させられているのです

分かっていたことでしょう

そんなことは認められない

無駄です

無駄じゃない

私たちの言葉は無駄じゃないです




詩を書きながら

私も撃っている

お前を撃っている

力のあるものだけが

勝利するとは

思うなよ



ステージに上がったら

演奏を止めてはいけない

喉から血が出るまで歌い続けろ

誰もいない客席に降りて真っ暗な道を進んだら周りに灯ってる明かりなんて無視して一直線に駆け抜けろ

その先に何があるかなんて気にするな飛び込むことで見えてくるものがあるのかどうかなんて今の今まで考えたこともないわ




目で見て起きていつものこと

私たちには思い出す日々があった

私たちにはいつかのこと思い出す日々があっていつの間にか起こっていること思い出すというわけにはいかなかったのだその日の午後に私たちは出かけていくすべてのものを集めるために閉じた封筒の中身も確認せずにすぎてゆくものばかり追いかけていたっけいつのまにか通り過ぎて行くものたちは私の目の前にはなくてそんなどうしようもないことばかり集めていたって結局どうしようもないんだよなんて思い出させないでいてほしかったのにどうしてそんなことばかり繰り返すのかいつの間にかを求めていたって結局いつか裏切られるんだということに早く気づいてほしい



なんということなしに過ごしていた日々のこと

いつだって私たちの周りには余裕があってそれは

そのスペースは

私のためのものではなかった

いつの間にか追い出されていた記憶たちは

もう取り戻せないまま

消えてしまうのか

そのままになってしまったものたちは

どこにいってしまったのか

私たちには

もう

そんなことどうでもいいのか

分からないまま追いかけていって

それでどこかにたどりついたって

結局後悔してしまうなら

私たちはどこか知らない場所に行って

生命を終わるという選択肢は

どこに

どこまで行っても

このままだ なら



本日は日曜日ですところで私にはなんだかよく分からない亡霊のようなものがさっきから足元にしがみついているのですが私にはいまだにそれが何か分からないのです私には今まで起こったことがいつかのことのように感じられる時はいつだってうるさいさっきまで寝てたのに今起きた嘘だろって時間に起きて今までは私たちのことさっきまでいつしか私たちには残されていなかったある日のこと悪ふざけをしていつまで待っていられたのかそれを私たちは覚えてない覚えていられないだけだその晩その朝その昼その夜その頃私たちは天命を待っていたその日訪れるものたちを待っていた未来には何も期待していないだなんて嘘ついた気がしただけのことだ



そう言えば今まで掴まっていたものに裏切られてしまった時にすぐに対処できることがあまりにも少なすぎてその時はもうどうなってもいいやという気持ちだったのだが今思えば私たちのことはなぜこんなにも見捨ててしまえるのにいつだって通りすがりのものには憐みをかけることができるのか



本日は土曜日ですおはようございます忘れていたのに思い出していた事柄ばかり集めても何にもならないよと言って蓋をしてしまった思い出にはもう二度と立ち上がることのないような腕の音がしていつしか私たちは雨に打たれていたのだがその春の日はいつか終わる終わらない日々いつかの束の間の日々によって私は変えられてしまいましたもう二度と戻れない夜明けとともに明日に向かってゆく歌はもう歌わない虚しい響きが遠吠えのように聞こえるまで追いかけていこうと思います。

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