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野菜達の待合室

作者: 武井 こらむ

待合室には、野菜達が座っていた。

そして、その奥の部屋には、大きい鍋が用意されていて、豚肉はごろっと炒められてあった。待合室には、その中に入る野菜達が順番を待っていた。美味しい料理になる為に。

「玉ねぎさんどうぞ」と最初に呼ばれた、その後にニンジンさんそして、ジャガイモさんの順だ。


鍋のある奥の部屋で調理さんは、大きめの杓文字で、それらの野菜達を炒めていた。野菜達が少し透明になってきた頃、その鍋に水をヒタヒタに入れる。

クツクツとクツクツとしばらく煮込み、1番頑固なニンジンに菜箸がスッと通ったら、火を止め、茶色い固まりを割り入れる。うん、良い匂いが漂ってきた。


調理さんが、白いお皿に土鍋で炊いた白い粒を盛る、鍋の中のものをお玉ですくいあげ、その上にかければ出来上がりだ。


「カレーライスです」受付の方が、大きい鈴を鳴らしながら、声を上げた。

うん、とっても良い匂いだ。

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