表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時を駆ける昔話  作者: シグルド
9/36

時を駆ける昔話9

八咫兵衛に刀を依頼して3日。


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


第9話:新しい仲間


桃太郎は、鍛冶屋を訪ねる。


「来たな!刀は出来てるぜ!」


八咫兵衛から刀を受け取る。


「刀の代金を。」


桃太郎は、懐から銭を出す。

だが、八咫兵衛は手を横に振る。


「いやいや、鬼退治して戻って来たなら、その時に受け取るよ。」


桃太郎はお辞儀をする。


「わかりました。」


刀を腰にさし、鬼ヶ島へ向け、町を出た。


━━━━━━━━━━


街道沿いを歩いていると、脇道から、犬が現れた。


「何処に行くんだワン。」


犬が話し掛けてきて、桃太郎は身構える。


「犬が喋った!?」


犬は腰を下ろす。


「驚かせてすまないワン。」


ションボリする犬…。


「鬼ヶ島へ鬼退治に行くんだ。」


桃太郎も腰を下ろす。


「それなら私も行きたいワン。」


犬は尻尾を振りまくる。


「それは頼もしい。」


桃太郎は立ち上がり、腰の袋から吉備団子を取り出す。


「仲間の印に、吉備団子をお食べ。」


犬は吉備団子を食べる。


「仲間の証に、名前を付けてワン。」


桃太郎は少し考える。


「名前は…、シロかな。」


シロは、尻尾を振りまくって喜ぶ。


「鬼ヶ島へ出発だ!」


シロを仲間に加え、鬼ヶ島へ向け歩き出した。


それを、空の上から見る者が…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ