時を駆ける昔話26
次の日、兎は狸を誘いました。
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第26話:カチカチ山
「狸さん、お手伝いをお願いしたいのピョン。」
兎は手を合わせてお願いする。
「良いけと、何をするんだポン?」
兎は背負い籠を見せ。
「薪を集めたいピョン。」
狸に背負い籠を渡す。
「わかったポン。」
狸は籠を背負う。
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2匹は山の中腹で薪を集める。
「これくらいでとどうだポン?」
狸は籠一杯集めたのを見せる。
「十分だピョン。」
2匹は山を下りて行く。
(カチカチ!カチカチ!)
狸は不思議な音に反応する。
「カチカチって何の音ポン?」
狸は兎に問う。
「ここの山は『カチカチ山』って言うからね、たまにカチカチって音がするんだピョン。」
兎は説明をする。
「へー、知らなかったポン。」
狸は納得した。
実は、兎が後ろで火打ち石を鳴らし、薪に火を点けていたのです。
「なんだか、暑くなってきたポン。」
狸の籠は火が点き燃えている。
「そうかなピョン。」
兎は気付かないフリをする。
「すごく暑く…。」
狸は自分の籠が燃えているのに気付いた。
「燃えてるポン!熱いポン! 」
狸は走り回ります。
「そこの川に飛び込むピョン!」
(バッシャーン!)
狸は川に飛び込み火は消えました。
「消えたポン。」
狸は背中に大きな火傷を負いました。
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その日の夜、狸は火傷の痛みで寝れません。
「痛いポン…。」
夜は更けていきました。




