時を駆ける昔話24
祝言の後2人は町外れに家を建てました。
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第24話:兎
2年後に子供『晴一』が生まれ、桃太郎は畑仕事に精を出しています。
「畑に行って来るよ。」
寧姫は晴一と見送る。
「パパ行ってらっさい」
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「うんしょ、うんしょ。」
桃太郎は畑を耕していきます。
(ぴょん、ぴょん。)
兎が近くにやって来ます。
「食べ物が欲しいのか?」
桃太郎は弁当にあった『たくあん』をあげます。
兎がポリポリと食べ何処かへ行ってしまいました。
「帰ったかな。」
日が落ちるまで働きました。
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家に帰ると、兎が居ます。
「うさぎさん、うさぎさん。」
晴一は兎に指を指します。
「おかえりなさい。
兎がね、お礼に来てくれたみたいなの。」
桃太郎は首を傾げる。
「何かね、お昼に『たくあん』を貰ったからだって。」
桃太郎は思い出し頷く。
「お昼に近くに来たから。」
兎が立ち上がり。
「お昼はありがとうございましたピョン。」
桃太郎は頭を下げる。
「お昼のお礼に、『にんじん』を持って来ましたピョン。」
兎が布を取る。
「助かるわ。」
寧姫が手を合わせ喜ぶ。
「喜んでもらえて良かったピョン。」
兎が跳ねる。
「畑を手伝ってもらえるなら、一緒に住むかい?」
兎が跳ねる。
「嬉しいピョン、嬉しいピョン。」
こうして、兎が家族に加わりました。




