時を駆ける昔話15
鬼ヶ島に乗り込んだ桃太郎達は、鬼の棲家へ近づく。
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第15話:奇襲作戦
「トリィ、空から鬼の様子を見て来てくれ。」
トリィは頷くと、棲家へ飛んで行く。
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トリィは静かに棲家に入り込む。
「青鬼、次に何処の村を襲うんだ?」
青鬼が答える。
「赤鬼のお頭、次は港町近くの村を。」
赤鬼が金棒を振り翳し。
「2日後に襲いに行く、準備を整えろ!」
トリィは桃太郎達の所へ飛び立つ。
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「トリィ、どうだった?」
トリィは、見たままを語り出す。
「鬼の数は、20体いたケン。
棲家は、入り口が一つだけみたいケン。
2日後に、村を襲いに行くらしいケン。」
桃太郎は頷き。
「今夜、棲家に奇襲を掛ける。」
仲間達が頷く。
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日が落ち、鬼達は食事をして、気が抜けている。
桃太郎達は、入り口手前の岩影に潜む。
「今が好機だ!」
ノッシが入り口に突進し、扉を破壊する。
「な、何事だ!?」
鬼達が呆気にとられる。
「突撃ワン!」
シロとゴンとジロウが雪崩れ込み、鬼達に襲いかかる。
「い、痛い!」
青鬼がジロウに飛びかかられ引っ掛かれる。
「突進ボア!」
ノッシが、突進しまくり、中の物を壊しまくる。
「め、目が!?」
トリィが、鬼の目を突付く。
「くそっ、何者だ!」
赤鬼が金棒を持ち応戦を始める。
「お前ら、体勢を立て直せ!」
赤鬼の声に鬼達が纏まり始める。
「倒れろ!」
桃太郎が刀を振り下ろす。
すると、鬼の角が切れた。
「つ、角が!」
角を切られた青鬼が倒れる。
「みんな、角を狙え!」
桃太郎の声に皆が鬼の角に襲いかかる。
「つ、角はやめてくれ!」
鬼達が角を切られ倒れていく。
「赤鬼、後はお前だけだ!」
桃太郎達は赤鬼を囲む。
「こ、降参だ!」
赤鬼が、金棒を手離し、膝をつく。
「奪った物はお返ししますからお許しを!」
赤鬼は奥の岩を動かす。
すると、金銀財宝が山のように集められている。
「もう二度と悪さをするなよ?」
赤鬼は土下座をする。
桃太郎は、鬼達を治療する。
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そして、5日が過ぎ、甚平が迎えに来た。
トリィが、甚平の元へ行き、船を表側に着ける。
「桃太郎さん無事のようだな。」
桃太郎は頷く。
「鬼達に悪さをしないようにと言ったので、もう大丈夫です。」
甚平が頷く。
「桃太郎様、奪った物は何処に置けば?」
桃太郎は甲板に置くように指示を出す。
「桃太郎さん、これから鬼達はどうすれば?」
桃太郎は少し考え。
「鬼達は、人よりも力があるから…。」
甚平は頷き。
「鬼達よ、私の元で運搬の手伝いをしてくれないか?
働いた分お金を支払う。」
赤鬼は頷き。
「分かりました。」
こうして鬼退治をした桃太郎は、甚平の船に乗り、港町へ帰港するのだった。




