時を駆ける昔話11
ジロウを仲間にしてから3日、街道は森に向かって延びていた。
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第11話:猪狐鳥
森の奥、街道は更に奥へと続いている。
「何処まで続いているんだろう…。」
桃太郎達は、長い森の街道に、ウンザリしている。
「木の上から、見てくるウキー。」
ジロウは、素早い動きで木を登っていく。
5分程して、ジロウが降りてくる。
「後3里くらいで、森を抜けるウキー。」
桃太郎達は、また歩き始める。
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暫くすると、、遠くから足音が近づいてくる。
「どけどけどけボアー。」
現れたのは猪だった。
猪は、其のまま木にぶつかり、木を倒して止まった。
「……。」
桃太郎達は、呆気にとられる。
「すまんボア。」
猪は、頭を下げる。
「何があったワン?」
シロが猪に近づく。
「罠に掛かりかけたボア…。」
ジロウが戻ったぞ来た。
「オリがあったウキー。」
桃太郎が猪に近づく。
「吉備団子食べるか?」
桃太郎は吉備団子を差し出す。
すると、空から雉が舞い降りてきて、吉備団子を取られる。
「美味しいケン。」
雉が木にとまる。
「吉備団子を返すウキー。」
ジロウが跳ねて怒る。
「桃太郎様、鬼退治に付いて行くケン。」
シロが桃太郎に。
「泥棒雉は駄目ワン。」
桃太郎は、皆を落ち着かせる。
「まあまあ、吉備団子は食べるためなんだから。」
猪が、桃太郎に向く。
「桃太郎様、私も付いて行くボア。」
桃太郎は猪を撫でる。
「猪さんの名前は『ノッシ』、雉さんは『トリィ』で良いかな?」
ノッシとトリィは頷く。
「じゃあ、改めて…。」
少し向こうの木から、狐を見つけた。
「狐さんも来るかい?」
狐が近づいてくる。
「良いのかコン?」
桃太郎は頷きながら、吉備団子を差し出す。
「狐さんは『ゴン』だな。」
5匹の仲間を連れて、鬼ヶ島へ向け出発する。
そして、森を抜けた。




