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時を駆ける昔話  作者: シグルド
11/36

時を駆ける昔話11

ジロウを仲間にしてから3日、街道は森に向かって延びていた。


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


第11話:猪狐鳥


森の奥、街道は更に奥へと続いている。


「何処まで続いているんだろう…。」


桃太郎達は、長い森の街道に、ウンザリしている。


「木の上から、見てくるウキー。」


ジロウは、素早い動きで木を登っていく。

5分程して、ジロウが降りてくる。


「後3里くらいで、森を抜けるウキー。」


桃太郎達は、また歩き始める。


━━━━━━━━━━


暫くすると、、遠くから足音が近づいてくる。


「どけどけどけボアー。」


現れたのは猪だった。

猪は、其のまま木にぶつかり、木を倒して止まった。


「……。」


桃太郎達は、呆気にとられる。


「すまんボア。」


猪は、頭を下げる。


「何があったワン?」


シロが猪に近づく。


「罠に掛かりかけたボア…。」


ジロウが戻ったぞ来た。


「オリがあったウキー。」


桃太郎が猪に近づく。


「吉備団子食べるか?」


桃太郎は吉備団子を差し出す。

すると、空から雉が舞い降りてきて、吉備団子を取られる。


「美味しいケン。」


雉が木にとまる。


「吉備団子を返すウキー。」


ジロウが跳ねて怒る。


「桃太郎様、鬼退治に付いて行くケン。」


シロが桃太郎に。


「泥棒雉は駄目ワン。」


桃太郎は、皆を落ち着かせる。


「まあまあ、吉備団子は食べるためなんだから。」


猪が、桃太郎に向く。


「桃太郎様、私も付いて行くボア。」


桃太郎は猪を撫でる。


「猪さんの名前は『ノッシ』、雉さんは『トリィ』で良いかな?」


ノッシとトリィは頷く。


「じゃあ、改めて…。」


少し向こうの木から、狐を見つけた。


「狐さんも来るかい?」


狐が近づいてくる。


「良いのかコン?」


桃太郎は頷きながら、吉備団子を差し出す。


「狐さんは『ゴン』だな。」


5匹の仲間を連れて、鬼ヶ島へ向け出発する。

そして、森を抜けた。

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