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高手恋滅  作者: 東武瑛
5/5

知らせ

翌朝

李が中庭で棍の稽古をしていると酒店の主人が駆け込んで来た。

「先生。蔡と鄧さんが居なくなりました」

李が手を休めると主人は手紙をわたした。

手紙には城に行きます、と書いてあった。

「どういう経緯だろう」と李は思った。

「蔡が鄧さんを誘惑したみたいです」と主人は言った。

「ふうむ。確かに鄧は女に弱いのが玉に瑕だが」李はそう思い、城に行ってみる事にした。

「解りました。私も城に行ってみましょう」と李は言い、馬に跨がった。

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