表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴンの長と和尚さま  作者: 松房
1/1

第1話 荒れていたあの頃

序章

「はぁ~」

私はブッタ。今年で850歳になる

「族長~」

ドラゴン族の族長をしてもう300年になるかな。

「族長!聞いてますか!?」

あぁ秘書を困らせてしまった。もう歳か。

「あの書類は出来てるんですか?」

「ああ、出来てるよ。」

私が書類を手渡すと秘書は嬉しそうな顔をした。

「はぁ~今日の仕事はこれで終わりですね。所で、どうして毎日そうやって笑っているんですか?」

「気になるかい?」

「えぇ、是非ともここは秘書ではなく、孫として聞きたいですね。お祖母様。」

「そうですね。ミチル。」

私は一息ついた。

「これは305年前、私がまだブッタと名乗る前の事・・・」

第1話 荒れてたあの頃

私は族長の一人娘として生まれ、次期族長と言われていたが、

世代交代まであと5年になった時、私は荒れていて、次期族長の座も危うくなっていた。

そんなある日、私は仕事を変わりにしてくれる使い魔を呼び出そうとしたが、儀式に失敗して、逆に自分が何処かに飛ばされてしもうた。

私は違う世界に飛ばされた苛立ちでより一層暴れた。

どうやらそこは人間達の世界らしく、軍隊なんかも来たが、軽く薙ぎ払ってしまった。

暴れては寝る生活を繰り返していると、ある日、髪の生えていない、にこやかな人間が話しかけてきた。

「龍よ、そこで何をしているのですか?」

「それはこっちのセリフだ!私に何用だ、お前ら人間にとって我は脅威であろう。」

「ふふふ、何故でしょうね?」

なんだこいつ、掴みどころがないな・・・腹が立つ。

「ええい、死んでしまえ!」

私は尻尾でその人間を潰した・・・・はずだった。

「ふふふ、どうしたんですか?」

「っな!」

私はまだ知らなかった。

このあと、この腹立つ人間と5年過ごし、人生を変えるターキングポイントになる事を。




この作品は不定期に更新していきたい思います

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ