2.5話
間が空いてしまった上に短いです。すみません……。
最初の刺客はSクラスの精鋭部隊だった。
イーライは散歩してくる、と言い置いて森の中で精鋭部隊を迎撃した。
イーライの強さは、自分の力量を正確に知るところにもあった。
防御魔法を張り巡らし、剣を抜くこともなく攻撃魔法で精鋭部隊を退けた。
精鋭部隊の中には無詠唱のイーライの魔法に反応できるものもいたが、その威力に対応できるものはいなかった。勝負はあっさりと決まり、同時にイーライのハッキリとした反逆の意思が天界に伝わった。
それからも度々数を増やして天使が送られてきたが、イーライが剣を抜くことはなかった。
数が増えた分時間がかかったが、イーライの無詠唱の魔法は強大で、それに対応できるものはおらず、SSクラスの最高峰の実力をその身にただ受けるだけであった。
数だけではかなわないと理解したらしい相手が刺客を送る間が空き、イーライはエアリアルと幸せな日々を過ごしていた。エアリアルは薬草を取り、それを薬に変えることができる者だったので、よく依頼を受けては薬を作り、それで受け取った報酬で生活していた。慎ましやかだが平和で居心地のいい場所に、イーライは心底満足していた。
今日、その時までは。