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六日
今日も結構、いつも通りだった。
母親は朝からわーわー喚いてたし、弟もいつも通り叱られてた。
唯一違うことがあるとしたら、父の不在。
父は飲み会らしい。
いつもは勉強してたから、少し寂しい。
でも、言わない。
そんなの我儘だから。
小学生じゃないんだし。
定期テストまであと少しなんだから、って言う母親。
隙あらば下ネタを言って暴力的な行動をする弟。
本当に極稀に、[家族]に「死んでくれねえかな。」と言う父。
その言葉が、行動が、どれだけ私を傷つけているかも知らない家族達。
そんなひとたちばかりのこの家は、いつも通りくたびれていた。
今日もまた、夜が更けていく。
街灯の白とオレンジだけが、空に輝いていた。




