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あと何度

掲載日:2025/12/02

くもり空が大半というこの土地では

灰色の空なんて、だから、たいして珍しくもない


冬になるとそれは幾日もつづく

太陽も寒さを嫌い、顔を出してくれなくなる


ああ、忘れていた、朝顔の種を集めておかないと

夏に、あっちにもこっちにもたくさん咲いていた

集めるのがひと苦労だ


上のほうはまだいい

かがまないとならないものは

腰に無理をさせることになって、これまた苦労する


ひまわりは育てたことがない

正確に言うと、一度だけあった

小学二年のとき、班のみんなで育てたひまわり

家の庭では、一度もない


ひまわりが庭に咲いていると

ニセモノがあらわれたと太陽がイヤがって

雲の後ろに隠れてしまう

ひまわりは、太陽のほうを向いてあげているというのに


寒くなって、夏の暑さを恋しくも思う

夏になったらなったで、ひどく憎らしげに思うのに


あと何度そうやって、夏を思うことがあるのだろう







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