第1話
「気おつけてねーまた後で入学式でねー」
「はいはーい」
(ん〜結局どうして過ごせばいいんだ?魔法は使えないし、使えないのがバレたら殺される!っとまでは行かないけど退学になっちゃいそう…それだけは嫌だ!と言うか退学になったらどうすればいいのか…そっち側のミスだし、何とかはしてくれればいいんだけどさ、っあ!そうだなんで私に招待状が届いたのかの理由がイマイチ分からなかったのよねどうして私に魔力があるのかも分からなくなるって仮説しか出てこないし…ん〜どうしよ……あれここ何処?考え事してたらすっごいミスしてるじゃん最悪どうしようマジフォン使えばいいのか、いや?載ってないな、時間にはまだ余裕があるにしてもどしよどしよ魔法学校の場所なんて普通の人は知るはずないのに…)
魔法学校は防犯為厳重な警備と共に一般人には場所は公開しないようにとされている。魔法使いなんて誘拐される可能性が大いにあるし、生徒及びその家族しか知りえない場所となっている。
(ん〜困ったまじでどうしよう)
「どうされたんですか?」
「ヘェ?あ、えっと道に迷ってしまって…てあれ?あ、貴方もしかして誠さん!?」
「あんた声が大きい黙れ」
「あっごめんなさい…」
「こら、そんな言い方したらこの子が困るだろ澪」
「申し訳ありません誠様」
「謝るなら僕じゃなくてこの子だろ?」
「申し訳ありません、そこの…」
「愛咲って言います」
「申し訳ありません、愛咲さん」
「話を戻そうか、君は道に迷ってるんだね?制服を見たところ同じ学校っぽいし一緒に行こっか」
「えぇ!そうな申し訳ないです」
「誠様のお心遣いを無下にする気か?一般人の癖して」
「澪〜?口が」
「すみません、短気なものですぐカッ!ってなってしまうんです」
「仕方ないですよ、せっかく誘ってくれたのに私なんかが断るから…一緒についてってもいいんですか?と聞くべきでしたね」
「ついて行っても大丈夫ですよ道に迷ってる方を置いて行く方が大丈夫じゃないので」
「それじゃぁお言葉に甘えて」
「一緒に行きましょうか、店見てないで澪行くぞ」
「あ、ちょっと」
「2人とも仲がいいんですね」
「そうだね幼少期からの仲だし…ってあぁそういえばお互い自己紹介していなかったね」
「確かにそうですね私誠さんのことはテレビとかでお見かけするからなんとなくは知っていますが…」
「澪は知らないよね〜澪、自己紹介」
「宮本澪、誠様の従者及び幼なじみ的な存在だ、それと剣術に一応の心得がある」
「ごめんね…澪って何故か僕以外に冷たいんだよね」
「仲良くないやつとはあんまり…ってだけです」
「それで言ったら舞は?冷たいだろお前」
「……あいつはガミガミ言ってくるからあんまり好きじゃない」
「ふーん…あぁごめんね僕の自己紹介してなかったね、僕は誠、この国の第3皇子だから苗字がないんだよろしくね」
「やっぱりそうだったんですね!あれ?もしかして私無礼なんて働いてないですよね?」
「大丈夫だよ、僕は気にしてないし」
「それならよかったですけど…そうだ、私の名前は創地愛咲です、ただの一般人なので特にありませんが…こちらこそよろしくお願いします」
「ふーん一般人の入学生って結構珍しいね何か血をたどったりしたらいたりするのかな?」
「さ、さぁ?分かりませんねぇハハッ..」
「やっと来たー全く遅いから遅刻するのかと思ってヒヤヒヤしたじゃないって誰?」
「あれもう学校着いてたんですね」
「思ったより近かったでしょ?」
「あのね、無視しないでくれる?」
「私に言ってましたか?」
「そうよ全く、誠も澪れいもどっちもなんも言わないのよ」
「ごめんって舞」
「ごめんですんだら警察はいらないのよ?」
「誠様を警察に突き出す気か?」
「頭が硬すぎて冗談も通じなのね、澪」
「ッチ」
「はぁ、結局のところ貴方誰なの?もしかして誠のか・の・じょ?」
「そんな、ものでは無いです、私は道に迷ったのを助けていただいただけです」
「あら、そうなのねてっきり…」
「舞!これ以上からかうのはよせ」
「ごめんね、からかった気無かったんだけど、そう思ったならごめんなさい」
「あっいえ、別に勘違いは誰にでもあることですし」
「いい子ね、私は羽衣舞こいつらの幼なじみというか、誠の遠い親戚よ」
「親戚…」
「って言っても最近知ったんだけどねw」
「そうなんですか…私は創地愛咲って言います」
「愛咲…って今年入るって言ってた一般の子?」
「えぇまぁ、噂になってるんですか?」
「いや、ただ…家族に聞いただけ、情報通の子が1人いるのよ、滅多に外に出ないけど」
「そうなんですか〜」
「こんな所で道草食って無いで、体育館行かないと遅れちゃう」
「あぁ確かにそうですね」
「愛咲、別に敬語じゃなくていいんだよ?」
「そう?みんな私より地位が高いから」
「この国に地位...基身分制度はないでしょ?ただ有名人だっとか名家の生まれだっとかしかないんだから、誠は例外だけど」
「そうだけど、僕は別に気にしないさ同級生なんだから」
「ふーん、あんた少しは気にしなさい、いつか痛い目見るわよ」
「例えば?」
「うーん今」
「え?」
「ドーン!!!いっえーいドッキリ大成功〜」
「!?」
「あれ?うちやっちゃ行けないことしちゃった?」
「平気よ蘭奈」
「そう?舞ねぇが言うならそうだね〜あれ!新しい子?」
「えっと私、創地愛咲って」
「愛咲ちゃんね!あずあずって呼んでもいい?いやあずっちの方がいいか!」
「いい…よ?」
「澪、蘭奈に気づかなかったでしょ?」
「!」
「もっと腕を磨きなさい」
「今回ばかりはそうだな…誠様俺が不甲斐ないばかりに」
「あぁ…大丈夫さ」
「そうだ!うちね蘭奈っていうの、舞ねぇの中学の友達でね!そこの2人には会ったことないけど舞ねぇがね、この人と話してみて!って前言ってたから来たの!」
「舞?」
「私は悪くない、蘭奈はバカに見えるけど普通に強い、実際私以外気づかなかったでしょ?それがわかるかなって思って言ってみたけど…効果あったみたいね」
「それより3人とも、入学式行かなくていいんですかね?」
「あぁほんとだあずっちナイス〜うち忘れてたあはは!」
「蘭奈気を取られて忘れてたわ」
「あと10分はあるので大丈夫だとは思いますが…」
「どんな事でも早め早めが大丈夫だって言うからな、ね澪」
「…はいそうですね誠様」
「気にしてるのか?澪」
「申し訳ございません…私全く気づかなかったもので」
「僕も気づかなかったんだ、2人で特訓しような?」
「はい…そうですね」
「あそこの2人仲良いね!」
「いつも通りって感じね」
「いつもこんな感じなん…なの?」
「そうね、澪は誠のとこになると完璧にしたがるからねぇ」
「そういう仕事なんだ仕方ないだろ」
「ハイハイそうですね〜」
「あ!ちょ逃げるな」
「待ってよ舞ねぇ〜」
「すまないな…初対面でこんな」
「いや、みんな仲良いのが伝わって来るのでいいと思う…よ?」
「wwwまだ敬語外すの大変か?」
「どうしても身分がチラついちゃって」
「まぁ3年もあるんだ気楽に行こうか」
「そうだね…えっと」
「誠でいいぞ」
「そうだね、誠くん」
「誠"君"か…久しぶりに言われたな」
「早く行こ!置いてかれちゃう」
「あぁそうだな」
「あぁ2人とも遅い〜!!!うち結構待ったよね?」
「そうね、けど私たちが先に行ったの、悪いのは私たちのほうよ?蘭奈」
「そうなんだ〜けど始めたのは舞ねぇだよね」
「いや私じゃないわよ澪よ」
「はぁ?」
「まぁまぁ、早く入りましょう?」
「それもそうね」
「来た意味無くなっちゃうもんねね!!!」
「クラス何処かな?」
「うち舞ねぇと一緒がいいなぁ〜」
「どうして〜?」
「遊んでて面白いから」
「そっか〜なるほどねぇ〜HAHAHA」
「顔死んでね?」
「澪、うるさい!」
「はぁ?なんでだ」
「あ、1組だ」
「あずっち1組〜?うちはどこだろ〜」
「蘭奈ちゃんも1組だと思うよ?苗字と漢字分からないからあれだけど17番に」
「五月台蘭奈って書いてあるね〜じゃぁあずっちと一緒?やったね〜」
「さつきだって読むんだそれ」
「そうそう難しいよね〜!!!」
「じゃぁ愛咲がいるから私はいなくていいってことね、蘭奈あずさ」
「そ、そういうんじゃないよ〜ごめん舞ねぇ」
「冗談よ、現に私1組だし」
「ktkrー勝ち確じゃんそんなん」
「んでおふたりさんは?」
「僕は2組仲間外れだね、澪は一緒だけど」
「必ず同じ組なんでしょ?従者だから」
「まぁ、そうだね」
「よくできてるわねー、ひとりぼっちでは無くなったわね?」
「まぁそうなるね」
「じゃぁ私たちは1組の方に行くとしましょ」
「はいはーい!」
「私って浮かないかなぁ」
「あずっち浮くか心配してるの?みんな浮くから大丈夫だよ〜」
「それは魔法ね、一般人だからって浮くとわ限らなわよ?普通に有名人でも浮くことはあるは性格よ結局浮くか浮かないかだなんてそんなことで心配しないで少なくとも私と蘭奈って言う友達がいるんだから」
「友達でいいの?」
「当たり前よ、じゃなきゃ私は喋らない」
「そだよ〜、意外と舞ねぇは区別してるんだよぉ、うちもあずっちのこと気に入ったからあずっちって呼んでるんだよ?」
「そっか…良かった」
「…そういや私羽衣だから結構後ろなのよね…もしかしてぼっち?」
「そうだね、さと、そだから10代後半が20代の最初かになるから」
「舞ねぇ1人寂しいの?」
「いや…この流れで私一人になると思ってなかったのよ」
「確かにそう思うよねw」
「まぁいいわ、そんな言っても2、3列違うだけでしょ?蘭奈のことよろしくね」
「うちってそんな問題児?」
「まぁまぁ問題児よ」
「入学式の間はじっとしててね?蘭奈ちゃん」
「問題児じゃないもん!ただ元気がありあまってるだけだもん!」
「じゃぁそういうことにしとくわ」
「ん〜信じてないなぁこりゃ」
「じゃぁねぇ〜2人とも〜」
「あずっち!」
「な、何?」
「よろしくね〜」
「あ、あぁそうだねよろしくね」
「あずっちって何番なの〜?」
「21番だよ」
「4つ差か!」
「列一緒だといいね」
「そだねー!一緒がいいな」
「私の席は〜ここか一番端ってことは」
「あずっちと同じ列だーいえーい」
「蘭奈ちゃん、静かに、っね?」
「っは!ごめんなさい…」
「反省したならよし」
「静かに( ・×・)オクチチャックしておくね」
「待って今のその顔どうやったのw?」
「さぁどうでしょ?」
「なるほど内緒ね」
「エヘ」
「座ろうか」
「はい!」
(…運良く友達が出来たけど、あそこで迷子になってなかったらひとりぼっち…だったのかな?まぁいいや起こってもない話はなしだなし始まるまではあと五分あるからゆっくりしてよう)
今月中とかすっ飛ばしてめちゃくちゃ翌日にあげてますけど、意外と時間があったので書けましたって言い訳しておきます。
次回投稿予定日
1週間以内