悪役令嬢でわからない四つのこと。
連載中の作品で煮詰まってしまいました。
どうしても、作中で人気の出そうな『悪役令嬢モノ』(テンプレ作品)を書く必要がありまして……得意でないなら挑戦するな、と言われそうですが、書きたいものは仕方がないので……。
連載物で、どうしても悪役令嬢ものを書く必要があるのだけれど……書くコツと言うか、根本的に『悪役令嬢って何だ?』という疑問を抱いております。
これは批判では無く、私の想像する悪役令嬢のイメージが曖昧なのが原因だと思われます。
例えば。
①なぜ令嬢は悪役なのか。
ここからです。白雪姫で言えば王妃を主人公にする感じなのかな。もしこれを悪役令嬢(王妃だけど)風にしたら、血の気の多い狩人を怒らすようなことを王妃が言って、撃たれる。
そこから、前世の記憶を持つ人間を転生させる……みたいな感じでしょうか。
うん、やはり根本的なことが解っていません。
②どうやって汚名を晴らすか。または活かすか。
これは私の悲鳴です。ここがきっと面白い部分でしょう。全く思いつかないのです。そもそも悪い人と噂されている人が、どうやってその汚名を晴らすのか。わからない。
よくあるのが、妹をいじめていた(冤罪)、わがままの放題を尽くしていた(真実)
前者は悪役(にされてるイジメられ)令嬢で、後者は悪役(っぷりが凄まじい)令嬢。と認識してしまうので、なんだかみなさんの想像している『悪役令嬢(かっけー?)』とはかけ離れている気がします。
③周囲との関係図
はい。これは純粋に人間関係が難しいということです。貴族ビギナーの私にとっては、敵国に嫁ぐこと=『捕虜になる』という考え方も最近知りました。貴族の階級(身分差)に加えて、破綻のない人間関係を築くこと。難しいです。
例えば。駆け落ちってロマンじゃないですか。でも、貴族の子が勝手に城から出て領内をウロウロして無事な理由とか、平民を好きになるだけの理由とか……考えるのがすごく大変ですよ?
バックボーンを長々語れない短編などは特に難しいです。あ、長編は書いたこと無いです。だって、解らないんですもん。
④ほのぼのにするには?
私はストレスフリーなのを好みます。だから、悪役令嬢が他の令嬢や王子に悪態をついているシーンは極力カットしていきたいのですよ。断罪シーンも。それでいて、読んでいて癒されるような話が書きたいのです。広告でチラッと見たのが、『怖がられている悪役令嬢は、実は令嬢のことがとっても大好き!(でも表情が硬く誤解されやすい)』みたいな物語だったと思います。
私の目指す悪役令嬢はそれに近いかもしれません。でも何かひねりが無いと、その作品の劣化版を創るだけでしょう。それではいけないと思います。
悪役令嬢でわからない四つの点を述べてみました。
今日はいい天気ですねぇ。本当なら、バンバン書いて投稿したい。時間だってまだ十分ある。なのに、こんなエッセイを書くってどういうこったい!
……書けない人のボヤキです。SNSに書いたら長くなっちゃうし。自分の頭の中を整理するためにも書こう。そんなエッセイでした。いいなぁ、悪役令嬢だけじゃなく。令嬢ものを書ける人(以上の四点を抑えている人のこと)って。
書きたいのにテンプレさえも書けない。そんな作者の嘆きでした。
悪役令嬢について感想で書いてくれた人、ありがとうございます!(とっても分かりやすく書かれているから、このエッセイでモヤモヤした人は、感想欄を観てってください!)←スクショ必須!!※無断転載は禁止ですよ〜!
悪役令嬢についての解釈を、メッセージで送ってくれた人も、ありがとうございます!沢山居て勉強になっています(返信はちょっと遅くなるけど必ず返します!)