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精霊との契約しました4

精霊と契約しましたはこれにて終わりです。


ふぉおぉぉ眠っ!!!

『さぁ、リュークの契約は終了した。次はリサ、君だ。』


「は、はい!頑張ります!」


私が新しく描かれた魔法陣の上に乗ると、パァッと赤く光出した。


「こ、これはっ!」


『あんたは下がっててください。』


「しかし…。」


『いいから。』


「リサにはどんな精霊が来るんだ?」


『見てればわかる。』


「きゃあっ!?」


赤い炎が天井までに舞い上がり、メラメラと燃え続ける。


「な…に?」


それは赤い鳥のような形をしていた、触れてしまうと消えてしまいそうに…。


『おやおやこれはまた小さな女の子か?』


どこからか優しげな声が聞こえてきて、炎はたちまち小さくなっていき人の形になっていった。


「精霊様ですか?」


『ん?違う。』


「え!?」


あんな派手な演出をしておいて精霊ではないオチってアリなのかそれは…。


『リサ、大丈夫。精霊だ。』


「リサの精霊は女の人……。」


女の人の精霊は多すぎるという小さな言葉については何も言わないでおこう。


「炎の大精霊「イフリート」ではないか!」


おぉ…王様詳しいです。いや、それはあたりまえですよね。


だって王様だもの。


「えっと…イフリートさん?」


『そう。妾はイフリート…君の力に呼び出されて今契約を果たした。』


何かあった時はすぐ力になるよとイフリートさんは炎に包まれ私の中へと入ってしまった


「というか私の中に入ったの!?」


『当たり前じゃないか、じゃないと契約した意味がない。妾たち大精霊と契約できる魔導師ってごく稀だよ。』


頭の中に響く可愛らしい声……というかそんな大事な話は最初にするでしょう!!


『言い忘れてた。』


考えまで読み取られてるっ!!

怖い!


『君は不思議だ。そんな小さな体でどこからこの魔力を保ってるんだ?君の魔力は大きすぎて触れたら壊れてしまいそうだ。』


「失礼なっ!私は近い将来天才魔導師になるの!!」


「ノーラ…リサが1人で喋ってる。」


『精霊が頭の中で話しかけてるんだろう。』


「いや〜。それにしてもこんな小さな子供達が大精霊と契約するとは。今まで無かったパターンだな。しかもお前以来じゃないか。」


「ノーラはどんな精霊?見たことない。」


あ。それは気になる。

イフリートさんよりもそちらが気になる


『えっとだな…説明しにくいなこの場合。』


「言えばいいだろ?名前だけでもさ」


『精霊たちの……。』


「「精霊たちの?」」


「王様だ!」


『お前…仕事にもどれ。』


「え。ちょっ…首っ…首締まって…ちょっ!ギブギブ!!」


「精霊王って偉いんだな…。」


『そうよ。リューくん…私達精霊たちの中の王の中のそのまた王だもの。』


「リュークだから。」


『呼び方くらいなんでもいいじゃないの。』


おっす…ウンディーナさんの声も聞こえます。

何だろう…この気持ち。


『ウンディーナか久しいな。』


『あら。姿は見えないけどその声はイフリートね。イフリートは私達も四大精霊のリーダーよ。』


「うぇぇっ!?」


『?リサ?』


「あ、なんでもないです!続けてください!」


「いやっ…王様死ぬって!?」


『王様は死なん。無理やり仕事部屋へ連れていく。ふたりともその扉から庭へと続くから散歩でもして待ってなさい。』


これにて儀式は終わりだ。庭に出たらとおくに行かないこと。いいね?と真っ黒な笑顔で言ったので私たち二人は必死に首を縦に振りました…。


『ひぇー…大魔導士ノーラって怒ると怖いのね。王様も大変だわ。』


「つか精霊たちの王の中のそのまた王だったらもうそれ大王でいいじゃん。」


『あら。凄い話が戻ったわ。新しい主は結構天然ちゃんかしら?』


「?」


『鈍いのね。』


「なんだか…頭の中で話しかけられるとおかしくなりそうです。」


『では後ほど姿を見せよう。今は休ませて欲しい。寝る』


『わたしも♪』


「…静かだねリサ。」


「うん…庭、行こっか?」


「だな。」


やっと静かになったので、庭へと続く扉へと歩きだします。


「まただよ…また、花の匂い。」


「え?花?外じゃなくて?」


「…外…かな?でも匂いは近いのにな…。」


「ほら、リュークくん庭へ行こう?」


「うん…。」

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