表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

掌編小説集9 (401話~450話)

孤高の天才

作者: 蹴沢缶九郎

歴史に名を残す偉大な作曲家が一年をかけて作り出したであろう名曲を、彼は僅か一時間で書き上げた。


行列の出来る名店の料理人が一ヶ月思案して作り出したであろう至高の料理を、彼は僅か三時間で作り上げた。


数学者達を何人も集めた所で解く事の出来なかった難解な数式を、彼は僅か十分で解いてみせた。


オリンピックに出場した選手達が叩き出した様々な記録を、彼はことごとく塗り替えた。


それでも尚、彼が世界中の人々から称賛される事がなかったのは、彼が人類で最後の人間だったからである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] そして新たな神話が始まった。 彼は神として新たな人類を創造し、新世界の神となったのだ。(了) 無理やりすぎますか?
[一言] 人類最後の人間にして、超天才。もしかして”天才になる薬”かなんか発明され、副作用で彼以外、皆死んだのですね。勝手に妄想してみました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ