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事件?

登場人物

兄……推理するお兄さん

少……推理する少女

殺……殺人鬼さん

誰……誰かまたはモブ

 あらすじ

 H県にある静かな湖の近くにあるホテルにて、殺人事件が発生していた。

 そしてそのホテルにはまるで導かれたかの如く探偵のお兄さんと少女がワンセット。

ーーーー嵐が起こるぜぇーーーー

         レイクサイド永田山のとある一室

兄「起こっちゃったね、少女、ついに起こっちゃったね!」

少「なんでテンション若干高めなのよお兄さん!不謹慎だわっ!」

兄「そういう少女こそ、鏡を見てごらん?」

少「えっ?……はっ!」

 鏡を見る少女の顔も少しにやけているっっっっっっ!!!!

兄「人の事を言えないくらいにやにやじゃないか、実際興奮してるでしょ?」

少「ばっ!そんなわけないでしょっ!?」

兄「じゃあその顔はなんだい?」

少「そっ、それは……むうぅ」

兄「素直になっちゃった方がいいよ少女」

少「むうぅ……」

兄「それともテンプレツンデレ意地っ張りキャラに鞍替えしたのか?」

少「わかったわよっっ!本当はわたしもちょっとテンション上がっちゃってるわよ、だってこんな推理小説 みたいなこと起こらないもの、旅行で来たホテルで、しかもわたしが好きなミステリー小説の舞台でこん な事件、警察はまだ来ないし今この事件を解決できるのはこのホテルにいる人だけ、しかもお兄さんは探 偵でわたしはその助手ポジションみたいだし、さいっっこうにもえるじゃないのよっっっ!!」

兄「…………」

少「何よ、素直になって本音で話したわよ?」

兄「…………わ~」

少「えっ?」

兄「いやさすがにそこまで興奮されると引くわ~~」

少「よし、そこでじっとしてて、みぞおちに蹴りいれてやるわ!」

兄「残念だけど僕は気まぐれだからフラフラあちらこちらなんだよね」

少「あっ!待てっ!意味不明なこと言いながら逃げるなっ!」

ーーーー追いつ追われつチェイス&エスケープ、一時間後ーーーー

少「はぁっ、はぁっ、こんなことしてる場合じゃないわね、大事なのは殺人事件の犯人を見つける事よ」

兄「そうだね、こんなことしてたら警察来ちゃうしその前の終わらせないと」

少「なんで?こういうときって警察と協力して解決するのもまたいい手だと思うんだけど」

兄「個人的にいやなんだよねぇ~」

少「私情でっ!?」

兄「だって邪魔じゃん」

少「国家権力邪魔扱いってあんた何様!?」

兄「神様」

少「ゴットが出てきた!確かにそれだったら警察邪魔だよ!」

兄「あんな国家の犬どもと一緒に捜査するならこのホテル爆破して現場ごと事件を隠ぺいしてお蔵入りにしてやるよ、国家の犬どもと協力するならね」

少「警察嫌いすぎでしょっっ!!過去に何があったのよ!?」

兄「詳しくはこちらのまで、検索検索ぅ~♪♪」

 地面を指さすお兄さん。

少「そこにホームページのアドレス的なものなんて出てこないわよ、テレビ番組かっ!」

兄「まぁそれは置いといて、事件の話をしちゃおうじゃないか」

少「わたし的には気になるんだけど……今は聞かないでおいてあげるわ、じゃあとりあえず事件の概要から確認していくわね、え~~っと、私的メモNo.19の62ページっと」

  肩掛けカバンからメモ帳を取り出しペラペラめくる少女。

兄「少女は真面目だねぇ、メモ魔でもあるねぇ~」

少「うるさいから静かにして、え~、見つけたっ!殺されたのはこのホテルの支配人の永田山コロサレルさん、いかにも殺されそうな名前ね。死因は前から包丁でグサリと一刺しされての出血多量死。第一発見者は同じホテルの従業員の私田サシタノさん、ゴミ出しに行った時にそこで倒れている永田山さんを発見した、名前的には犯人この人っぽいわね」

兄「名前で人を決めつけるのはよくないよ、少女」

少「まぁそうね、それで、お兄さんは犯人誰だと思う?」

兄「う~~ん、監視カメラの映像とかはなかったの?」

少「今日はメンテナンスの関係であそこの周りの監視カメラは全部止まっていたみたいよ」

兄「一応手分けして探ってみた結果で見ると候補は三人まで絞れるね」

少「そこまで絞れるの?すごいわねお兄さん、さすが探偵」

兄「いや、それほどでもないよ、こんなのちょっと考えればわかる事さ」

少「それで、その候補の三人って誰なの?」

兄「じゃあ、発表しよう。まずは副支配人の泣島イケナさん、彼女はなんだか永田山さんにセクハラとパワハラのコンボをくらわされていてあまりよく思っていなかったし事件発生時のアリバイがない。次にレストランのコック、ジョイジョイン・ジャクスン、見るからにゲイで永田山さんを狙ってるみたいだったし、ヤクをやってるみたいな言動と行動をしていた、永田山さんは結婚していたからおそらくかなわない恋の思い高ぶっての無理心中の線が見える。そして、永田山さんの友人でこのホテルに泊まっている俳優の恋野ジジロウ、彼は最近お金に困っていてやばい筋に手を出して、失敗して借金を負ったっていう情報を最近友達から聞いた。性格からしてお金を貸りたくて永田山さんを呼び出して貸してもらえずに逆上して殺した、って推理できる。さらに、従業員で第一発見者の私田サシタノさん」

少「えっ?」

兄「まぁ第一発見者ってだけだからあまりないけど可能性の内にいれておくね」

少「いや、ちょっ、まっ」

兄「それで、僕らの隣の部屋に泊まっているジョージ・クルーニー、関係ないんだけど怪しいんだよね、バリッバリの醤油顔で納豆混ぜてたし、明らかに偽名だし」

少「ちょっと待って!!」

兄「うん?どうしたの、少女、幽霊でもいた?」

少「違うわよ!お兄さんさっき候補は三人まで絞れたって言ってたじゃないの」

兄「そんなこともあったね、今や遠き過去の物……」

少「今さっき言ったじゃない!それなのに三人超えて五人も言ってるってどういうことよ!」

兄「ありゃりゃ、候補が何人か誤認しちゃった」

少「うまいこと言ったつもりか!っていうかそれが言いたかっただけでしょ!」

兄「せいか~い、商品としてエーゲ海一周一泊四日の旅をプレゼント!!」

少「過酷っっ!いらないわよそんな旅!」

兄「副賞として廃棄にあったボロボロのキャリーバッグと気持ちわりぃ色の腕時計、そしてスワロフスキーのクリスタルな動物の置物に憧れた小学生が一週間かけて作った歪なカメレオンのよう何かをセットでプレゼント、拒否権はありませ~~ん」

少「さいっていだわ!クソの役にも立たないゴミクズばかりじゃないの!いつ、どこで拾ってきたのよそんなもの、ばっちぃから拾ってきたところに返してきなさいよ」

兄「コラッ!女の子がそんな言葉づかいしちゃいけないよ、人気落ちるし」

少「お兄さんが言わせたようなもんじゃないの!」

兄「おおこわっ、最近の小学五年生は凶暴だね」

少「ほとんどお兄さんのせいだけどね」

兄「まぁ冗談はこれくらいにして」

少「もう、殺人事件なんだから冗談なんて言ってないでよね」

兄「ピザ頼もうか、なにがいい?」

少「……それも冗談よね?」

兄「いいやマジさ、そうか、キミはコーンピザでいいよね」

少「今見た目で決めたわよね、子供がみんなコーン好きだと思わないでよね! まぁそれでいいけど」

兄「後は少女の好きなシーフードたっぷりのピザでいいね、行ってきます」

少「はい、行ってらっしゃい、早く帰って来てね、……まったく、殺人事件だっていうのになんであんなにのんきなのかしら、まあいいわ、わたし一人で推理しましょう」

ーーーー十分後ーーーー

少「駄目だわ、さっぱりわからない、いったい犯人誰なのかしら……材料が足りないわ」

兄「いいや、僕には犯人がわかったよ」

少「ピザ頼み終わったの?あと冗談はやめてよ」

兄「いいや、ピザに引き続きこれもマジさ、どのくらいマジかというとママママジカルマホーのマッチャンくらいのマジにも大マジさ」

少「そのくらいマジなのね……ってどのくらいよっ!」

兄「ノリツッコミ、二点」

少「ひっく!ツッコませといて評価厳しい、というかわかったなら早く犯人教えてよ」

兄「わかった、じゃあいくよ、今回の事件の犯人、それはな~~~」

 お兄さんの後ろに怪しき影。

殺「キシェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!」

兄「清掃員の山田さんだ」

少「絶対後ろにいる人だーーーっっ!!」

兄「いやいやこの人はさっき来たばっかりの殺人鬼さんだよ」

少「いやいやいやいや、殺人鬼だし、人を殺す鬼だと」

兄「さっき来たって言ったでしょ、だからこの人は殺してない」

少「まぁ、そうだけど……なんかおかしいような」

 殺人鬼さん怪しく目を光らせ揺れながらどこかへ、その手にはドス一丁

少「それで、なんで清掃員の山田さんが犯人なのよ」

兄「それはね、なんとなくなんだよ」

少「なんとなく?どういうこと?」

兄「正確に言うと山田さんは人を殺したいなぁって日ごろから思っていて、そこに永田山さんが通りかかったからなんとなく殺した、つまり理由なき殺人ってところかな」

少「ちょっと待って、人が何考えてるかなんてわかるわけないじゃない、推理に無理がありすぎるわ!」

兄「包丁から指紋が出たんだってさ」

少「へ?」

兄「それと山田さん本人が自白したんだってさ」

少「ちょっと、その言い方だと、まさか」

兄「そう、この事件はもう警察が解決しちゃったんだ」

少「ぶうぇええええええええええええええ!!」

兄「僕らが部屋の中で鬼ごっこに興じている時に警察来ちゃったんだよねぇ」

少「そんな……それじゃあこれまでの推理とかその他もろもろは無駄だったってこと?」

兄「まぁ、そうなるね」

少「はぁ……落ち込むわ……」

 トントン、「ピザをお持ちしました。」

兄「僕たちに殺人事件なんてまだ早かったんだよ、ピザ食べて気分を上げよう」

少「そうね、まだこの辺の観光もしていないし、気を取り直して旅行を楽しみましょうか」

 お兄さん、部屋のドアを開く、そこに飛び込む叫び声。

誰「キャーーーーーーー!!誰か来てっっ!殺人鬼がっっ!!」

兄・少「しまった!殺人鬼野放しだったっ!!」

ーーーー続くぜぇーーーー

読みにくくてごめんなさい

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