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第19話

 よし、話の整理だ。まず武装賢者の称号だけど……うん、チートですね。なるほどね〜、これのおかげで剣が使えたのか〜、便利だね。


 歴代の賢者の武器か。全部欲しいな。戦力的な意味でもコレクション的な意味でも。まあこれは地道に頑張りましょう。


 次はヒールだな。正直言って、もうものすごく嬉しいです! 回復魔法ほど役立つものはないと私は思ってますからね。

持久戦? 大好物です。


 あと結構ステータス伸びたな。やはりMPとINTの伸び率が凄い。自分でもこの先が怖いです。

 そういえば九死に一生の死力はオート発動なのかな? そうだといいんだけどな〜流石に試す訳にはいかないし……


バンッ!

「塔矢様がお目覚めになった。急いで移動しろ!」


「は〜い」


 塔矢様……ね。同じ異世界から来たのにこの待遇の違いはなんだろう? あっ、勇者かどうかか。

 そういえばあいつはなぜ人を躊躇いなく刺せた? 俺は殺す気も無かったからそこまで躊躇わずに済んだ。だがあいつのはかなりの確率で殺せた。何故だ? あいつだって日本人だ。絶対躊躇いがあるはずなのに……


「おいっ! 何をしてる、急げ!」


 考えるのは後だな。




「王様〜、お呼びでしょうか〜。 あれ? 騎士達はいないんですね」


「お前と騎士が一緒にいると話が進まんからな」


 確かにそうだけどさ、騎士はもっと上手く隠れようよ。さっきの発言のせいか殺気を感じる。


「勇者達と燈雅の四人よ、よく集まった。来てもらったのは他でもない。今日から燈雅を勇者達と一緒に魔王討伐のチームに入ってもらう」

「却下」


 なんだ、こんな話か。さっさと帰ろう。


「待て! 貴様! なぜ魔王討伐に参加しない?」


「面倒だから」


「なっ……! お前はこの国を見捨てるというのか!」


「何を言ってるんだお前は。勝手に召喚しといて城から放り出し、実は強かったから魔王討伐に向かえと言われ、嫌だと言ったら今度は国を見捨てるかだって? ふざけんなよ。寝言は寝て言え」


ガシィ

「燈雅ぁ! お前、それでも人間かっ!」


 うぐっ、苦しい。(えり)を掴むな、襟を。ん? こいつの目はこんなだったか?少し焦点が合ってないし、心なしか目の光が鈍く見える。


「くっ、はぁ…はぁ…。塔矢、お前どうした? 簡単に言えばこいつらは俺らを拉致ってきて、戦争に使わせようとしてるんだ。何を言われたか知らないがあいつらに従って良いことは何もねぇんだよ」


「だったらお前はこの人達が死んでもいいと思ってるのか? 俺らが頑張れば救える命を見捨てるって事だよな?」


「そうだ。この世界の事はこの世界の人に任せるべきだ」


「あーそうか。良く分かった。ちょうど良かったよ。どうもお前が入るとな、戦力ダウンになりそうだったんだよ」


「ちっ……そりゃいい。好都合だ」


「という訳だ。王様、俺は出て行くよ」


「………………待て」


「あっ? まだなんかあんのかよ」


「騎士達よ! その者を捕らえ、牢獄へ閉じ込めろ!」


「「「「はっ!」」」」


「最後まで面倒な事しやがるっ……」


 ここから出なければ! 扉を悠長に開けてる暇はない!


「はぁっ!」

ズバンッ!


 …………壁まで切れてるな。いや、俺は何も見ていない。


 このまま扉は斬って進むか。城の外までは全力で走るしかない様だし。一瞬でも捕まったら何があるか分からないからな。

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