設定
こんな世界の片隅で、俺たちは何を求め、何を感じ、何を残していくのだろう。
――これは、神に魅入られし者達の物語。
世界観
広大な大陸、ミドガルズ。この大陸には四つの国が勢力を伸ばしている。
ゴブリット帝国
年中霧に包まれている北の大国。強力な軍隊があり、中でもゴブリット守護騎士団の強さはかなりのもの。
神を信仰する習慣は根付き始めて間もなく、教会は帝都に一つだけ。それゆえ神官は重要職であり、かなり高い地位を得ている。帝都・スタットのほかにラタ村とインフェルノの街がある険しい山と荒野の広がる国。
メルクリウス王国
ミドガルズ大陸最大の王国。見渡す限りの平原と国土を五分割するほど枝分かれした大河がある。信仰心が強く、神々は絶対の存在。神聖騎士団があり、それを率いるのは代々国王というしきたり。王都メルクリウスの他にゼウス・オーディンの街がある。王子が10人、王女が8人いる。
ラハエ民族主義共和国連邦
ランジャー族、ハノイ族、エルラナ族の三つの民族からなる国家。国全体が深い森林に囲まれており、各民族の集落を見つけるのも容易ではない。保守的な人間が多く、滅多なことで他の部族や他国の者の前に現れるこ
とはない。どの部族の者も姓というものを持っていない。姓を与えられるのは族長だけである。
ノワール皇国
荒れた土地に建てられた国。砂漠が広がり、水が少ない。傭兵をして稼ぎに出る者が多く、少々寂れた感のある貧しい国だが、帝国と協定を結んでから大国への道を進み始めた。砂漠にはオアシスが点在しており、そこを拠点に複数の砦が建っている。砦にはそこを治める将軍の名前が付けられている。