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001

昔の夢を見た。


この国、ローズタート王国の第二王位継承者である

Cyan=(シアン=)Oliver(オリヴァー)様に助けてもらった時の夢だ。


あの後、シアン様の馬の上で目を覚ました私は、シアン様に孤児院まで送り届けてもらった。

が、その劣悪すぎる環境を目にしたシアン様の報告により、私を含む孤児院の子供達は、王室に一時的に保護された。

国の治安はしっかりと整備しているつもりだったが、あの地域を管理している者の調査・管理不足、そして王室の者たちの確認不足であったと大々的に謝罪があった。


国の力はやはり圧倒的で、私たちは1週間もかからず里親が見つかった。



私を保護してくれたご家族も、本当にいい人たちだった。

しかし養ってもらっているという申し訳なさから自立を夢見てはや5年。


今ではこのオリヴァータウン一番のジャム屋(とは言ってもこの街にはジャム屋は一軒しか無いのだけれど)を営んでいる。




__あの時のことを夢に見るのは、もう何度目だろうか。



あれから学校に通えるようになって、この世界には数百種類の魔法があることを知った。

でも皆が皆魔法を使えるわけではない。魔法の使い手は少ないから、魔法自体がまず特別な存在ではあるが、その中でもさらに特殊な魔法が6つある。


それは、LIGHT(ライト)と呼ばれる魔法の使い手たちが使う、

Poppy(ポピー)Cymbidium(シンビヂウム)Nemophila(ネモフィラ)という魔法。

それからCOLOR(カラー)と呼ばれる魔法の使い手たちが使う

Rose(ローズ)Tweedia(トゥイーディア)Mimosa(ミモザ)という魔法である。


この6つの魔法の使い手が全員揃うのは600年くらいに一度で、今がちょうどその時らしい。

ちなみに魔法使用の可能不可能は基本的に遺伝だが、使える魔法の種類は遺伝しない。15歳になると自分が何の魔法の使い手なるのか分かるらしい。


あの時私を殺そうとした男の名前は、Azul=(アズール=)Oliver(オリヴァー)。シアン様の実の兄で、この国の第1王位継承者である。

あの時のことは、シアン様からのお詫びと共に口止めをされたので、私たち以外に知る人はいない。


どうして彼が私を殺そうとしたのか。

残る疑問はあるが、おおかた察しはつく。

過去にこの国で起きた、凄惨な魔法戦争が関わっているのだろう。

補足?です。

6つの魔法の使い手が“全員”揃うのが大体600年に一度です。

何が言いたいかっていうと、いつの時代でも、6つの魔法の使い手がちらほらいる可能性があるってことです。

ちなみに今までカラーだけが3人揃うとかライトだけが3人揃うとか言った事例はないです。

大体1人か2人で、カラーとライトはいい感じにばらけて存在することが多かったです。

わかりにくくてすみません。

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