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第21話 - 3 攻城戦2 ~階段を降る攻防局面

 モスリナの城壁から内部に降りる階段は、中央に一つ。城壁の上からの経路を、限定させる為である。戦況は城壁の上を巡る攻防から、階段を巡る次の局面に移行していた。


 オーシアは城壁上を守るため、距離を置いて両側に防衛線を敷く。エディンバラは挟撃を防ぐため、防衛線に対抗する防衛線を敷く。互いに、抜くよりも守備に重きを置いた防衛線の睨み合いは、一応は戦っておく程度の小競り合いとなった。


 階段を巡る中央の戦いは、熾烈を極めた。前線に参加したロメロ少将とアトラス隊が強く、オーシア兵は均衡を保てない。次第に追い込まれ、階段への踏み入れを許してしまった。


「無理にそこで迎え撃つな! 降りろ!」


 踊り場には、長槍隊が待ち構える。下から長槍を突き上げて牽制けんせい、階段中ほどのオーシア兵は撤退。仲間の安全が確保されたのを確認して、エディンバラ兵のむき出しの側面に弓が集中。階段の下降を、簡単には許さない。


 エディンバラ兵も、前線を長槍に交代。階段の上段と踊り場とで、槍の刺し合いとなる。エディンバラ弓兵が、城壁に上がった。弓兵と弓兵との射合いとなり、エディンバラ歩兵への圧力が減る。


 階段を降る攻防局面、その形が整った。

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