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第19話 - 5 第四次エディンバラ紛争 ~カリム、初心者脱出!

「クッソー、分っかんねーな!」


 カリムはもう、2時間も素振りを繰り返していた。ゴードン先生の言った、「力を強く入れたら、剣は速くならない。逆に力を抜いた時、驚くほど鋭く振れただろ?」が、どうにも体感できない。


 力を抜いたら、ヘナヘナと振りが情けなるだけだ。これならよほど、力を込めた方が速い。ゴードン先生が言うには、自分以外は普通にマスターしている常識らしい。こんなところで、追いていかれてたまるか!


 しかし余りにも上手く行かないので、振りながら、カリムは違う可能性を考え始めていた。あれは凡人筋肉の話であって、超人筋肉である自分は違うんじゃないか? いや待てよ、筋肉が違ったら、どう違うっていうんだ……? 超人き――、


 ギュン!!


 その時、カリムは初めての風切り音を聞いた。何だ今のは!? 鋭いぞ!!


 考え事をしていたのが、偶然、ちょうど良い脱力にリンクした。カリムは剣士として、ようやく初心者を脱する切っ掛けをつかんだ。


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