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第8話 - 4 狂戦士、メアリー ~戦いの後

 控室で目が覚めたメアリーに、全身の激痛が襲った。狂戦士化によって、肉体を酷使した反動である。筋繊維を修復させようと、炎症を起こして体中が燃えるようだ。


「ほら、回復薬だ」マグドネルが、優しく薬を手渡す。「今日と明日は、酷く痛むぞ」


 メアリーの目に涙がにじみ、スーッとこめかみを伝った。静かな嗚咽が次第に大きくなり、やがて号泣となる。後はただ、子供のように泣きじゃくった。


 マグドネルは、その姿に何も言わず、深く頷く。眼差しは、慈愛に満ちていた。こうして戦士は、強くなっていくのさ……。


 しかしメアリーに、フレイと戦った記憶はほとんど残されていない。メアリーの脳裏に浮かぶのは、トールと、そのかたわらにある幸せそうな少女の姿だった。

予告: 第9話 獅子王杯、準決勝 フレイ VS トール


 ……フレイは、驚嘆していた。あの高速剣を抜きにしても、ある程度はやるだろうとは見込んでいた。しかしまさか、ここまでの質を持ち合わせているとは! 初撃への反応の遅れを取り戻すために、異能に入らざるを得なかった程だ。



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