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第7話 - 4 トール VS ショーン ~あの高速剣、受けてみたいなぁ!
「あれが、ケヴィンを負かした高速剣だね?」
客席に、一際、目立つプラチナブロンド。フレイの姿があった。今日はこの後に、自身も試合を控えている。隣には、同じ騎士団の部下。
「おそらく、そうでしょうね」
「レベルはまあ普通だけど、あの高速剣は受けてみたいなぁ。私でも、見えなかったりして!?」
「フフ……」
見えない? そんなはずないでしょう! という思いと、その楽しそうな様子に部下は笑った。
「じゃ、そろそろ準備に行ってくるね!」
と、控室に戻るフレイ。シュヴァルツ高等学校:メアリーとの試合が、間近に迫っていた。
予告: 第8話 狂戦士、メアリー
キャハハハ! キャハハ!
狂ったように振り回す、メアリーの連撃。技術も何も、あったものではない。ただ闇雲に、力任せに剣で噛みついているようなものだ。
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