第13話 息抜きの一時2 未来の姿の具現化とその能力(キャラ名版)
デュヴィジェ「過去があるから今がある、それで良いではないですか。」
シルフィア「そうね。理路整然と解釈できる物事ではないけど、今のこの瞬間は紛れもない現実よ。目の前の彼女がその証拠になるし。」
ミスターT「そうだな・・・。」
泣き続けるミツキTの両肩にソッと手を添えるデュヴィジェ。その傍らにはシルフィアもいる。両者とも涙ぐんでいるのだが、その表情は歓喜そのものだ。
理路整然と解釈できる物事ではない、か。確かに受肉状態のミツキTがその何よりの証拠となる。世上で挙げられる神事と言うべきであろうな。
まあこの場合でも宇宙種族組からすれば、彼らのテクノロジーの一環と一蹴されそうな気がしてならない。生命体の概念を殆ど解明していると言って良いだろう。ミツキTの生身の肉体の具現化が正にそれである。
ミツキT「ちなみに、この肉体は何時でもオンオフが可能なのが何ともですけど。」
ミスターT「だな。ベイヌディート事変時では、ティルネアが使っていた手法だったしな。」
本当である。ミツキTも常用化しだしている受肉技だが、これの元祖はティルネアが淵源となる。異世界ベイヌディート事変では、その業物を何度も使っていた。正に神掛かっていると言うしかない。
当時はティルネア自身の独自的な技法かと思っていたが、ベイヌディート事変の中盤時に合流したデュヴィジェが挙げるには常套手段との事だった。これはデュネセア一族の技法の1つらしい。無論、他の宇宙種族組も同様の業物が使えるようだ。
まあでも、オリジナルの生身の肉体を捨てて精神体に至るのは、並大抵の心構えでは不可能だわ。つまり、自らを自害して精神体に化けると言う事なのだから。今も一般的な考えを持つ俺からすれば、とてもじゃないが真似できる行為ではない。
ティルネア「筆舌し尽くし難い行為と言うべきかと。まあでも、それを行っただけの事はあったと思います。」
ミスターT「はぁ・・・創生者故の達観した考えだわ・・・。」
ふと俺の両肩に手が沿えられてくる。そちらを向くと、これまた受肉状態のティルネアが水着姿でいた。こちらはベイヌディート事変で生身の身体を見ているからか、それ程の驚きは感じられない。あるとすれば、水着姿の彼女のプロポーションが凄まじいというぐらいだ。
ティルネア「あら、嘘でもそう仰ってくれて嬉しいです。」
ミスターT「・・・この美丈夫軍団を前にして嘘など言えるかね・・・。」
こちらの内情を窺ってか、生身の身体とその水着姿を褒められて喜ぶティルネアである。ちなみにミツキTは無論、デュヴィジェとシルフィアも水着姿だ。普段から不格好的な感じの警護者スタイルからすれば、その美的要素は筆舌し尽くし難い。
同時に、その姿に羨ましさを感じずにはいられない。これは長い時間、性転換状態でいた副作用そのものだろう。更に本来なら野郎目線での邪な心が出るのだろうが、それは全く以て沸いて来なかった。
そう言えば、性転換ペンダント効果に関して、ミュティナから新たに補足が加えられた。それは長い間使い続けると、基本となる性別に悪影響が出るという点だ。まあ別段オカマになるとかの類ではないが・・・。この場合は、正に女性化というべきだろう。
事実、今目の前にいる4人に対して、同性的目線で見る事ができている。羨ましさが出たのが何よりの証拠だろう。悪く言えば嫉妬心に繋がるかも知れない。
だが全てが悪い事ではない。女性化を繰り返す事により、女性特有の物の見方を得る事ができた。これは実際に性転換状態を繰り返した産物と言うしかない。短時間の変身を行った面々ですら、恩恵に与る事ができたと言っている。長時間女性化していた俺とすれば、相当な効果が出ていると言う事になる。
確かに性転換ペンダントを多用する前と今とでは、物の見方が各段に変わっている。女性特有たる達観した一念と言うか、それが芽生えだしているのが現状だ。何ともまあと言うしかない感じだが、その力量には色々と助かっているのが実状でもある。
それに、ここまで性転換状態を続けた人物を他に知らないと挙げている。言葉は何だが、良い実験データが取れたと太鼓判を押されるに至ってしまった。まあそうした未知との遭遇は別段嫌いではないため、後の各行動に役立つのなら大いに用いて貰いたいものである。
ミュティナ「あまり多用して欲しくないと挙げてはいましたが、実際にそれで得られたデータも有用なものですからね。」
ミスターT「そうですか・・・。」
再び物思いに耽っていると、近場から声が挙がった。そちらを向くと、その場に座り込んでいるミュティナである。しかも今し方思った変身概念を駆使したのか、大人の女性の姿に変化いていた。しかも水着姿である。
ミスターT「・・・母親似と言うのは事実だったわな。」
ミュティナ「あらぁ、嬉しい事を仰ってくれますねぇ。」
ミュティラ「そうですねぇ。」
ミュティヌ「うちらは三つ子だから似ているのですよ。」
ミュティ・シスターズの完成系がミュセナである事は、以前にも挙げた事がある。過去に地球での各事変時に彼女達が大人化した事があった。その時は殆どミュセナと変わらない容姿をしている。
座っているミュティナは無論、後から駆け付け座り込んでくるミュティラとミュティヌも母親のミュセナと全く同じ雰囲気だ。幾分か細身の身体ではあるが、長身の美丈夫であるのは言うまでもない。
ミュティナ「まあでも、私達の基本素体はミツキ様と同じ背丈のままが良いでしょうね。」
ミュティヌ「ミツキ姉ちゃんの雰囲気なら、万般に渡って無双ができますからのぉ。」
ミュティラ「若い身体は有難い事ですよ。」
ミスターT「・・・お前さん達、実際には幾つなんだ・・・。」
歳相応の言葉とは思えない言動をするミュティ・シスターズ。初遭遇時は10歳であると挙げていたが、それから今は4年後なので14歳程度になるだろう。しかし、彼女達の言動は達観視過ぎていた。
そもそも、宇宙種族組の本来の実年齢は全く分からないらしい。これも先に挙げた地球と異世界惑星との距離の問題にも通じてくる。あまりにも時間と空間が有り過ぎるため、本来の年齢が伸びてしまっているのだ。これはデュヴィジェとミツキTが顕著である。
特にミツキTの場合は、実際に逝去後の瞬間的な旅路で数億年以上の時間を過ごしてきたと挙げている。素体は7歳止まりの精神体なのに、今では身内の誰よりも達観しているのだ。
デュヴィジェも同様で、黒いモヤ事変の淵源となる黒いモヤを監視する際、その余波により数万年やそれ以上の年数を過ごしてきたと挙げている。最早自身が何歳なのかも分からないとも挙げていた。
となれば、同じ宇宙種族組の中では低年齢のミュティ・シスターズでさえも、実際には相当な月日を過ごしてきたと言う事になる。見た目の幼い姿は完全にフェイクでしかない。
ちなみに、この年数は普通の年数ではない。実質的には光年単位になる。数億光年や数万光年と言い換えた方が良いだろう。つまり、途方もない年数を経ていると言う事だ。地球人の俺としては、絶対に考えられない概念である。
第13話・3へ続く。
後付け的に宇宙種族組の設定群を追加したりしていますが、彼ら自身が完全にぶっ飛んだ仕様であるためか、何でもござれ状態に至っているのが何とも><; まあそれらが罷り通る存在としてあるため、オプションパーツ的に追加しても殆ど依存がない感じですが@@; 何にせよ、今となってはこの設定群は追加して良かったと思っています><;
後は各種追加設定の施しやら、後日の話(大艦長と創生者)への辻褄の合わせですが、それらはカキカキしながら描いていこうかなと。完全な暗中模索の状態でもあるので、これが限界な感じですが・・・><; それでも一歩ずつ進めているのは幸運であり、幸せな事なのでしょうね。色々と悩ましい限りですわ(-∞-)




