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覆面の探索者 ~己が生き様を貫く者~  作者: バガボンド
第5部 迎撃戦と反転攻勢
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第8話 崩壊する王城4 戦後処理の問題(キャラ名版)

 ブックマーク登録、ありがとうございますm(_ _)m 同作のモチベーションが下がり気味(カキカキする部分)なので、本当に有難い限りです><;


 何とか次回分までは確保できましたが、それ以降はまだ未完成です><; 頑張らねば・・・(>∞<)

 雑談が一区切りした時、新大陸の直上にレプリカヴァルキュリアが停止する。同時に同艦から、レプリカブリュンヒルデが複数離脱していき、新大陸へと着陸を開始しだした。


 これに関しては、魔物大陸からの各種物資の運搬もあるが、不測の事態に備えての軍団の配置もある。リュヴィウス達が名乗りを挙げており、暫くは新大陸の防衛を行うとの事だ。


 今までは王城側の関心も、魔物大陸や各国に向けられていた。しかし今後は、先刻奪われた新大陸の方に向けられるのは言うまでもない。向こうとの距離が近いのもあり、間違いなく奪い返しに来るだろう。


 新大陸の面々には大変申し訳ないが、今は王城の目をこちらに引き寄せる餌になって貰う。その方が一気に反撃に転じて行けるだろう。それに俺達が居れば、不測の事態は避けられる。向こうが宇宙船群を出して来ようとも、こちらも巨大兵装で対応は可能だ。


 後は直接対決となるが、これは隙を窺って突撃を行うのがいい。今は向こうの出方を待ってみるのも一興だろう。



 しかし、異世界惑星に到来時は、その後はどうしたら良いか思い悩んでいた。妹達との共闘もあったが、それ以降は地球組や宇宙種族組との混在で動き続けた。思い悩んでいた事など、考える暇さえない。悩みなど吹き飛ぶかの様相だ。


 大失敗だったのは、巨大兵装を繰り出した事だろうか。それでも、異世界惑星には4隻の宇宙船が埋没していた。これらは何れ、王城に奪取されるのは目に見えていたため、必然的に地球より巨大兵装を送るしかなかったとも言える。


 ただ、レプリカ大和にレプリカ伊400ならまだしも、レプリカヴァルキュリアに同艦搭載のレプリカブリュンヒルデ。そして、13隻の宇宙戦艦。最早逸脱した様相そのものだわ。


 それでも、最後は異世界惑星を救えるのなら問題はあるまい。住まう面々には強烈な歴史を残す事にはなるが・・・。



ミスターT(気になったんだが、王城のヘッドは誰なんだ?)

一同(ええっ・・・。)


 ふと思った事を念話経由で口に出す。すると、方々から驚愕する声が挙がりだしてしまう。驚愕というよりは呆れの方が強い感じか。


 とは言うものの、実際に王城の深部まで潜入した事はないため、連中の頭が誰なのかは全く把握していない。スミエ達は潜入により窺っているとは思うが、今の俺は全く以て無知だ。


スミエ(Tちゃんが思った通りなのですが、私も誰かまでは把握していませんよ。)

シルフィア(確かにそうですよね。)


 実際に潜入したスミエとシルフィアから答えが挙がる。どうやら、2人も頭が誰なのかは分からないようだ。長期潜入していたミツキTやティルフィアですら、頭たが誰なのか全く把握していないようである。


 唯一分かるのは、どうしようもない愚物だという事だ。諸々の事変を引き起こした存在であれば、相当悪ドイ存在である。倒さねばならないのは言うまでもない。


ミスターT(何にせよ、最後には叩き潰す相手に変わりない。必ず因果応報の理を叩き付ける。)

デュヴィジェ(ラスボスそのものですからね。)

ヘシュナ(倒せば全てが終わる訳ではないのが痛いですが。)

ミスターT(本当だわな。)


 最後の相手は変わらないのだが、ヘシュナのボヤきに一同して苦笑いを浮かべるしかない。彼女の言う通り、悪党共を全て撃滅しても終わらない。むしろ、それ以降からが勝負である。これに関しては、異世界組の面々も相当な覚悟を抱いているようだ。


 各作品群の様相は、ラスボスを倒せば終了となる。しかし実際には、戦乱の世を建て直す流れが長期に渡って続く事になる。ここまで悪化した異世界惑星だと、その後の建て直しは相当な時間が掛かるだろう。


 無論、ここまで首を突っ込んだ手前、最後まで付き合うのは言うまでもない。特に俺は全ての事変の当事者でもある。最後の最後まで付き合わねば失礼極まりない。



 新大陸への物資の運搬は終わったようで、複数のレプリカブリュンヒルデが離陸していく。そのままレプリカヴァルキュリアの下部戦闘艦にドッキングしていった。何度か目視するが、見事としか言い様がない。


 地球では、この様な超大型の飛行戦艦など存在しない。5大宇宙種族の科学力と大企業連合の財力がなければ、建造はまず無理である。それに、日本での運用となれば、色々な横槍が横行してくるだろう。自衛隊の方々への悪態が正にそれだ。


 警護者界も兵装を用いる軍団だが、そうした横槍やヤッカミは全て黙殺させる事ができている。裏方の行動が多いのが実状だが、護衛任務に関しては今だに失敗は皆無だ。それが功を奏している形だろう。


 何にせよ、自衛隊群でも警護者群でも、私利私欲に動いている訳ではない。かけがえのない存在を守るために動く面々だ。ここが失われれば、王城連中や地球の愚物共と同じになる。それだけは絶対に避けねばならない。


 そんな場違いの俺達が、まさか異世界への召喚と同時に、異世界惑星を救うまでに至っている現状。ファンタジー世界観もそうだが、本当にぶっ飛んでいるとしか言い様がないわ。


 それでも、そこに住まう人々は実際に生きている。そこを忘れてはならない。ならば、俺達の行動にも意義が出てくる。最後まで頑張らねばと思う限りだ。




 全ての物資の運搬を終えて、次の行動に入ろうとしたその時、艦橋にいる躯屡聖堕メンバーから緊急の連絡が入る。同時に、甲板にいるデュヴィジェが王城の方向を凝視しだしていた。そちらを向いてみると、何と黒煙が上がっているではないか。


 直後、現地の上空で偵察中のブラックブレイド部隊から、念話で連絡が入った。どうやら、現地で問題が発生したようだ。


エリミナ(マスター、王城で問題が発生しているようです。)

ミスターT(問題か・・・。)


 ブラックブレイド部隊のリーダー、エリミナの言葉に呆れの雰囲気が混ざっている。念話により、彼の目視した内容が脳内に投射されていった。その様相を窺い、同じく呆れの雰囲気が湧き上がってきた。


 阿鼻叫喚、ただそう言うしかない。王城群の悪政に対して、漸く住まう人々が反乱を開始しだしたのだ。本当に漸くといった感じだが、今となっては遅過ぎるとしか言い様がない。


 しかし、エリミナの情報からは、その反乱自体に過剰な戦力が投入されているようである。機械兵は無論、空中兵装型機械兵も投入しているようだ。幸いなのが、巨大兵装が投入されていない点だろう。


 今の異世界惑星の住人と戦闘力では、機械兵群には辛うじて対応は可能だ。だが、巨大兵装となれば話は変わってくる。レプリカ大和クラスですら対応不可能なのに、それ以上の巨大な宇宙船群には対応など不可能である。


 恐らく、反乱の規模が激化していけば、王城群は必ず巨大兵装を投入する。そうなれば、異世界惑星の住人達には為す術はない。


    第8話・5へ続く。

 ゲームなどのクリア後の描写がされるのは、滅多にないものですよね。戦後処理が最も足るもので、大体はクリアすればゲーム終了という形になりますし。実際には戦後の方が戦前よりも遥かに大変だと思われます。エムブレシリーズが顕著だと思います。


 この部分は、同作(探索者本編)を描いている時に、今後をどうするかで色々と思い悩んでいる次第で。ただ単にラスボスを倒して終わりなら簡単ですが、実際にはそうはいかなそうですので。


 警護者シリーズは、苦労人→警護者→探索者、という3部作的な感じになっているので、実質的にラストとなる探索者は戦後処理の描写も必要でしょう。苦労人側は終了後に直ぐに地球へと帰還するので、無責任ながらも戦後処理描写は割合できますし。


 ともあれ、まだまだ色々と課題は山積みです><; 次の更新分のストック作成も何とかしないと・・・。先は長いですわ(>∞<)

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