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覆面の探索者 ~己が生き様を貫く者~  作者: バガボンド
第2部 真の敵の淵源
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第12話 竜の里2(キャラ名版)

ミツキ「ふふり♪ レプリカブリュンヒルデわぅ♪」

ナツミA「本来の名前は別になるけどねぇ。」


 そこで投入したのが、レプリカヴァルキュリアに複数搭載されている、空中ヘリ空母だ。これもレプリカヴァルキュリアと同じ作品に登場する戦闘空母で、同機には最強の戦闘攻撃機が待機していた。名前の問題もあり、レプリカブリュンヒルデと名付ける事になる。


アーシスト「あ・・新しい兵器、ですか・・・。」

カネッド「も・・もう何が出ても驚かんよ・・・。」

ミツキ「そう言いつつ、怖じているわぅし、ウッシッシッ♪」


 本当である。レプリカブリュンヒルデを見た異世界組の面々は、各ガンシップを見た時と同じように驚愕している。と言うか、同機はレプリカヴァルキュリアの下部戦闘艦に搭載されているのが見えていたと思うが・・・。


エリシェ「とりあえず、レプリカブリュンヒルデを各チームに1機ずつ護衛に付けます。サイレントモードも可能なので、プロペラ音を消す事もできますのでご安心を。」

ラフィナ「プロペラ以外にも、反重力機構を搭載しているので、漠然と浮遊する事も可能ですがね。ただその場合、動けなくなると思いますけど。」

ミスターT「・・・まさかと思うが、“アレ”も乗せてあるのか?」

デュリシラ「あー、アレですか。しっかり搭載させてあります。と言うか、エリミナ様方が待機中なので、人数分を踏まえると7機になりますけど。」


 ニヤケ顔で語る3人。そのニヤケ顔には、この兵装を知らない異世界組への、言わば優越感に浸るようなものだ。まあ分からないではないが、本当に恐ろしい事をするものだ・・・。


ミスターT「はぁ・・・まあともかく、エリミナさん達には待機させちまって悪いわな。」

デュリシラ「出番を待っているのですよね。戦闘機にしか乗らないと仰っていますし。」

ミスターT「そうですか・・・。」


 彼ららしい言動だろう。エリミナ達は、レプリカ大和が出た頃にこちらへと現れた。だが、ハリアーⅡ改の専属パイロットという事で待機組となっている。躯屡聖堕メンバーの様に、本当に裏方に回ってくれていた。本当に感謝に堪えないわ。


ラフィナ「エリミナ様方も、異世界などには憧れているようですが、己の職務をしっかり全うすると意気込んでおられますよ。」

エリシェ「戦闘機自体が、恐ろしいまでの兵装となるのをご存知ですからね。皆様方が仰るには、王城側が最大戦力で出た場合に出撃するとの事ですよ。」

ミスターT「3隻の宇宙船か・・・。」


 規模の問題が出てきそうだが、恐らくそれ以外の“小物”に対しての抑止力だろう。宇宙船を飛ばせたとあれば、飛行兵器を出してきてもおかしくはない。どんなものを出してくるかは不明だが、不測の事態への対策として待って貰うのが無難だろうな。


ミスターT「とりあえず、次の作戦は決まったわ。先ずは海岸線を踏破しよう。」

エリシェ「了解です。レプリカブリュンヒルデは、一旦城下町に戻させますね。」

ミツキ「ついでに茶菓子も頼むわぅ。」

ナツミA「全部終わってからにしなさい。」

ミツキ「ジーザス!」


 恒例のボケとツッコミを放つミツキとナツミA。それに周りは苦笑している。笑うまいと思っても、否が応でも笑わせられるのは、もはや天性の才能だと思わざろう得ない。それが地球だろうが異世界だろうが、変わらずやってのけるだから凄いわな。



 小休止を挟んで、引き続き海岸線の探索を開始する。先にも挙げたが、セレテメス大陸の直径は200km以上あるため、まだ3分の1程度しか終わっていない。ここはメカドッグ嬢達に任せるのもアリだが、実際に探索に赴きたいと言う要望を受けたのが要因でもある。


 それに、野生の魔物が悪心を脱して、善心に回帰して仲間になるのが嬉しいらしい。既に相当な数の仲間魔物が出揃っている。そんな彼らだが、その大多数は女性魔物なのが何とも言えないが・・・。


 それでも、少しでも助かる存在がいるのなら、この行動は間違いではないだろう。身内の行動力に心から感謝するしかない。これこそが、警護者の理に通じるのだから。




 海岸線の調査を継続してから1週間後、無事セレテメス大陸の外周部の調査は終わった。そう、1週間掛かる程の規模には驚いた。と言うか、その期間の大多数が娯楽絡みに遭っていたのだが・・・。


 計測と同時に、仲間の魔物をどれだけ集められるかを競いだしてしまい、物凄い盛り上がりとなったのだ。何とか調査は終わったが、お陰で仲間魔物の数は1000人を超えてしまう。そのうち、女性魔物は9割を占めている・・・。


アクリス「一応、踏査は終わりましたが・・・。」

ジェイニー「無謀過ぎましたです・・・。」

ミスターT「はぁ・・・。」


 俺の呆れ雰囲気を察知してか、周りの面々はかなり萎縮している。これを無謀と言わずに何と言うのか教えて欲しいものだ。しかし、新たな面々が加わった事は確かなので、決して無駄ではないのは確かだが。


ミスターT「まあでも、お前さん達が意気込むのを阻止するのも何だったしな。それに、彼らを救う事もできたし、無駄ではないわな。」

サラ「そう言いつつ、物凄く口元が引きつっているのですけど・・・。」

ミスターT「代表として、このぐらいの反論はさせてくれ。」

セラ「すみませんです・・・。」


 若さ故の過ちというものか。いや、仲間魔物達を仲間にしたのを責めるのではなく、無謀に突っ走った事が何とも言えないのだ。身内達もそれは理解しているだろう。かく言う俺が、彼らと同じ立ち位置なら、間違いなく暴走していただろうしな。


ミスターT「とりあえず、外周部の踏査は完了した。次は内周部へと向かう感じか。」

デュリシラ「ですね。それに、お仲間の魔物の方々が増えた事で、4チーム分けがスムーズになったと思います。内周部にも多くの野生の魔物がいると思われますし。」

ミスターT「・・・流石にこれ以上は勘弁な・・・。」


 俺の一言で、苦笑いを浮かべる一同。つまり、もし抑制しなかったら、内周部の野生の魔物も仲間に加えたであろうという現れだ。何ともまあ・・・。


エリシェ「では、レプリカブリュンヒルデを派遣しますね。」

ラフィナ「ラジャー♪」


 物凄いニヤケ顔の2人に、ただただ呆れるしかない。中型ながらも、新たな兵装を出せるとあって、ミリタリーモノに燃える面々は興奮状態である。


 ちなみに、レプリカブリュンヒルデだが、レプリカヴァルキュリアに9機搭載されている。何故9機なのかだが、某人造人間ロボット作品の、量産機最終戦仕様が舞い降りるのを狙っているらしい・・・。発案者はエリシェとラフィナだ・・・。


 そもそも、9機ものレプリカブリュンヒルデを搭載できるのも凄い事である。同機の全長は確か150mぐらいだと思われる。カタパルトを用いたジェット機の離陸を可能とするため、この規模にしたらしい。レプリカ大和の半分以上の船体である。


 まあ、レプリカヴァルキュリアの下部戦闘艦が1315mあるため、砲塔の邪魔にならないように配置すれば、9機は搭載できるだろうな。ここまで巨大な飛行戦艦を作るのかと呆れるしかないが、あの宇宙船には十分な兵装だろう。




 本来なら、既に4場所からの同時探索に乗り出している頃なのだが、気掛かりな事があるとの事で、一度セレテメス共和国へと戻った。今は帝国城跡地にいるが、そこに待機中の4機のレプリカブリュンヒルデも壮観である。


 その中で、全方位の海岸線を記録した地図を凝視するデュリシラ。傍らのカラセアより、複数の資料を受け取りつつ、何度も見直しつつ唸っている。


デュリシラ「んー・・・何か気になりますね。」

カラセア「ふむ、普通の大森林にしか見えないのですが。」


 他の面々は、直ぐに動きたいといった雰囲気だが、デュリシラの困惑する表情を見たため思い留まっている。未踏査の地域なため、慎重に期していると思われる。


ミスターT「ミツキTさんさ、メカドッグ嬢達は全てを探索してないのか?」

ミツキT「外面的には終えています。ですが、内面的には終えていません。現に海岸線を再度調査したのが良い例ですよ。」

ミスターT「終えていれば、先の行動はなかった事になる、か。」


 万能選手とも思えたメカドッグ嬢だが、流石に限界はあるようだ。ヒドゥン状態を駆使しても探索が難しいとなると、やはり直接確認しなければならなくなる。


ミツキT「それに、幾ら無敵モードだとしても、彼女達を危険に曝す訳にはいきません。全ての戦闘は回避しての探索だったので、当然調査できない場所もあったでしょうし。」

ミスターT「確かにそうだな。」


 メカドッグ式の筐体を持つ彼女達だが、今となっては大切な盟友であり機械生命体でもある。替えは十分に利くが、それでも犠牲は出したくないのが本音だ。


デュリシラ「・・・推測ですが、この大陸の中央には、窪んだ盆地があるかも知れません。大森林によって隠されていますが、そう推測できます。」

ミスターT「つまり、何らかの隠された要因があるという事か。」

カラセア「カモフラージュにも見えなくないんですがね。セレテメス共和国と同規模の盆地があると思いますよ。」


 大凡の場所に丸印を付けるカラセア。ここセレテメス共和国から、西に50km先にあると思われる未踏査の場所だ。ここに来て、こうした不明な場所が出るのだから、ファンタジー世界観には驚かされるしかない。


ミスターT「イザリアさんや、ここに何があるか分かるか?」

イザリア「カラセア様が仰る通りで、今になってカモフラージュだと判明したのですよね。」

イザデラ「何か特殊な力が働いているのか、それとも“態と感知させないように仕向けている”としか思えないのです。」

イザネア「それに、魔大陸や大都会の大陸側に掛かりっ切りでしたので。」

ミスターT「この異世界惑星の覇者とも言えるお前さん達にも、理解できない概念が働いていると言う訳か・・・。」


 一服しつつ、思いを巡らせる。この三姉妹の魔力や魔法を踏まえれば、それなりの探索が可能である。そもそも、デュネセア一族であるため、生命力を感知する能力には長けている筈だ。それができていないとなると、俺達の考えを超越するものがあるとしか思えない。


デュヴィジェ「・・・同じく推測なのですが、もし小父様が倒された黒いモヤが進化し、黒い愚者となっていたとしたら、それが何らかの影響を与えた可能性もあります。」

デュリシラ「突然変異、ですか。各魔物がいるぐらいですからね。十分有り得るかも知れません。」

ミスターT「彼らすらも感知できないとなると、普通の魔物じゃない可能性な訳か。」


 どうやら、例の黒いモヤは相当な突然変異をもたらす存在らしい。そもそも、生命の生死に関わる存在だ。死を与える事があるのなら、生を与える事も十分考えられる。

ミスターT「魔物娘さん達も感知できない、強大な魔力などを持つ・・・竜族とかな。」

一同「・・・・・。」


 ボソッと語った事に対して、沈黙を以て返してくる一同。特にヲタク気質の面々が、一段と無言で同意の一念を放っていた。それを窺い、逆に呆れ気味になるしかない。


ミスターT「はぁ・・・何でも発生するとされる異世界惑星ならではだな・・・。」

デュヴィジェ「これも推測なのですが、小父様と対峙した黒いモヤが、小父様の意識から“それら”を吸収して具現化した、とも取れます。」

ミツキ「ぬぅーん、茶菓子も具現化して欲しかったわぅよ。」

ミスターT「本当にそう思うわ。」


 傍らで茶菓子を漁るミツキが語るその言葉に、心から同意できてしまった。ボケの内容になるのだが、ある意味それが実現された方が本当に気が楽だという現れだ。真面目顔でボケを言う彼女を見れば一目瞭然である。


ミスターT「・・・ならば、直接探索してみるしかないわな。それで、そこにいる誰かしらに茶菓子でも見繕って貰うしかない。」

ミツキ「おういえい♪ その交渉は、わたにお任せあれー!」

ナツミA「はぁ・・・今回は同意するわね。」


 何時もなら、ミツキのボケに呆れ顔のナツミAだが、同じく真面目顔で同意してきている。それだけ、俺が語った推測論に呆れるしかないのだろうな。推測の域であれば良いが、もし本当なら大変な事になりかねない。


躯屡聖堕メンバー1「マスター、今回は皆さん全員で向かわれた方が良いと思います。」

躯屡聖堕メンバー2「もし、その竜族の概念が具現化されているなら、皆さんの戦闘力が絶対必須になるでしょうし。」

ミスターT「そうだな・・・オールメンバーで行くか。」

スミエ「ふふり、今回は待機役から解放されますの♪」

ミツキ「のっ♪」


 久方振りの実働部隊とあってか、一気盛んに燃え上がるスミエ。某ゲームの吸血鬼姫の語末を使った言い回しをしてきた。それに乗るミツキに、周りの面々は苦笑いを浮かべている。


 これ、今回作戦会議に参加していた躯屡聖堕メンバーの提示により、ある意味助かったのかも知れない。ここは彼らが言う通り、セレテメス共和国の防衛を全て任せ、俺達で未踏査への探索を行う方が無難だろう。


 もしも、そこに竜族が存在するのであれば、かなり危険な要因となってくる。下手をすれば敵対する可能性もあるため、オールメンバーで向かった方が良いだろう。特に5大宇宙種族の面々には、不測の事態への対応を任せたい。


    第12話・3へ続く。

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