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脳筋乙女の異世界花道  作者: 藤沢正文
第6章 カオル式新兵訓練計画 〜我は汝を漢に成す〜
77/157

…………、…………。



 …………。



 カオル達が去った暗闇の中、空間が揺らぎ二つの影が現れる。


 突如現れた乱入者を警戒する様に、二つの影は周囲を見回す。



「奴らは行ったか?」


「行った見たい……はぁ」



 影は落ち込む様に肩を落とす。



「私のお人形さんが……あれだけ準備するのにどれだけ掛かったと思ってるの?」


「仕方がない。今回は運が悪かったと思おう」



 落ち込む影を見て、もう一つの影は肩を竦める。


 予定を大きく狂わされた二つの影はその場に座り込み、途方に暮れていた。



「どれだけ規格外なんだよ『アイツ』は」


神官(プリースト)の坊やだけなら、何とかなったのにね」


「全くだ。……取り敢えず、僕らも動き出そう。これ以上、時間を掛けると怪しまれる」



 男と思しき影は立ち上がり、もう一つの影に手を差し伸べる。



「そうね、そろそろ暖かいベッドで眠りたいもの」



 もう一つの影がそう述べると再び空間が揺らぎ、2つの影は消えてなくなった。



 …………。



 そして暗闇に再び静寂が訪れた。



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