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脳筋乙女の異世界花道  作者: 藤沢正文
第4章 避難勧告発令、激戦バーウィッチ! 〜己が力は我が為に〜(後編)
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当事者、ケンカを始める!



 私は掴んだ矢をその場に置いて、エールを飲み干した。


 そして、広げた料理を急いで胃の中に放り込み、空になった皿やエール樽をアイテムボックスに収納する。


 私の動向を探る冒険者共は身構えたまま、その場を動かない。


 先程、私に矢を放った弓使いの少女は、リーダーらしき騎士に肩を揺さぶられている。



「さて、始めますか」



 私は徐に冒険者共に向かって走り出した。


 その動きに即座に反応したのが、(おっちゃん)女剣士(つりめ)だ。


 二人とも真っ直ぐに私に向かって走ってくる。



「それじゃあ最初はコレでッ」



 私はアイテムボックスから長剣(ロングソード)を2本取り出し、両手に構える。



「ほう。二刀流か……」


「2本あっても無駄よッ!」



 上段から(おっちゃん)が、中段から突きで女剣士(吊り目)がほぼ同時に突っ込んでくる。


 私は勢いを殺さない様にその両方を両剣で受け流し、中央を突破する。



「なッ!」


「むッ…」



 すると、建物の屋根に登った別の弓使い(アーチャー)が私目掛けて矢を放っていた。


 私は長剣(ロングソード)を収納し、代わりに弓を取り出した。


 そして、避けるタイミングで矢を掴み、それを返して上げた。



「はぁ? 無茶苦茶だぜ、アレ」



 私の反撃を避けながら、弓使いは何やら戯言を述べていた。



「く、来るなぁーーッ!」



 私の標的は最初に私に殺気を向けた髪飾りの弓使い(アーチャー)だ。


 真っ直ぐ向かっていることもあり、ようやく自分が標的にされていることに気が付いたらしい。


 一心不乱に私に矢を放って来る。


 集中が乱れた矢が当たる筈もなく、私はそれを避けずただ真っ直に走った。



「おっと。そう簡単には通さないよ」


「……チッ!」



 あと少しで一人目を殺れると思った所で、近くにいた騎士に邪魔された。



「久しぶりだね、カオル君」


「あ? あぁ、あん時の冒険者(やさおとこ)か」



 私の目の前に立ちはだかったのは、冒険者ギルドでエールを奢ってくれたサンディス(イケメン)だった。


 サンディス(イケメン)長剣(ロングソード)と大きい盾を持った、いかにも騎士(ナイト)といった格好だ。


 私はサンディス(イケメン)から一旦距離をとった。



「ファイアーボール!」



 すると、火の玉が私に向かって飛んでくる。


 どこからか魔法使い(ウィザード)が魔法を使ったのだ。


 しかもそれは一つではない、違う方向からもう一つ飛んでくる。



「あーもぉッ! めんどくせーなッ!」



 私はアイテムボックスから金属バットを取り出し、火の玉(それ)を来た方向に打ち返した。



「「きゃッ!」」



 火の玉(それ)は屋根の上にいたであろう魔法使い(ウィザード)達に当たったらしく、二人とも悲鳴を上げていた。



「おりゃーーぁッ!」



 息つく暇も無く、大柄の男性(おっちゃん)が大剣を振り下ろしてきていた。


 私はそれを金属バットで受け止める。



「ほぉ、なかなかの怪力だな」


「そりゃどーもーッ!」



 そのまま金属バットをフルスイングして、男性(おっちゃん)の脇腹に直撃させた。


 防具を着込んでいることもあり決定打にはならなかったが、取り敢えず男性(おっちゃん)は吹っ飛んだ。




【ステータス情報】


 【名 前】 カオル=アサヒナ

 【年 齢】 17

 【職 業】 異世界から来たチンピラ

 【レベル】 17

 【状 態】 通常

 【体 力】 319

 【魔 力】 242 

 【攻撃力】 252 

 【防御力】 184

 【俊敏性】 223


 【スキル】

 空手 Lv.Max 集団統制 Lv.4 料理 Lv.1

 アイテムボックス 鑑定 Lv.1 異世界会話 Lv.1

 剣術 Lv.6 双剣術 Lv.3 投擲術 Lv.3

 底力 Lv.2 狂人化 Lv.2

 挑発 Lv.1 窃盗術 Lv.2 受け流す Lv.1


 New!

 弓術 Lv.1 回避術 Lv.1 打撃術 Lv.1

 道具再利用(アイテムリユース) Lv.1 装備交換(バトルチェンジ) Lv.1

  

 【ユニークスキル】

 天才肌(じゃじゃ馬) 非魔法適正(ちからづく)


 【装備】

 護身用の短剣(ショートソード)

 レイザーガントレット

 金属バット【カオル専用装備】


 【装備スキル】

 金属バット:魔法反射(ピッチャー返し)




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