表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
脳筋乙女の異世界花道  作者: 藤沢正文
第1章 命短し走れよ乙女 〜己の拳で切り開け〜
2/157

就活生、異世界に立つ!



 私、朝比奈薫(あさひなかおる)は酷く混乱していた。


 面接室のドアをくぐった先が面接室ではなく、全く知らない街の中だったのだ。


 そして、この状況が面接の延長上の物なのか否か、それを私は計りかねていた。


 勿論、私の頭が余りよろしく無いのは自分でも理解しているし、それは志望企業に提出した成績書にも書かれている。


 しかし、しかしだ。


 どれだけ頭が悪い私でも、この状況が普通じゃない事くらいは理解出来る。



 …………。



「よ、よろしくお願いします。」



 でも、もしかするとこれは私の社交性を見極める為の面接の一環なのかもしれない。


 そう思った私は人々が行き交う道に向かって一礼した。



 …………。



 だが、人々が私を見る視線はとても冷たい。


 それもそうだろう、『黒髪』で『リクルートスーツ』を着ているような人物は見渡す限り私しかいないのだから。


 と、取り敢えず、道端で立ち止まっているのも不自然なので、私は人の流れに任せて歩く事にした。




 ***




 私の視界に入ってくる人々の頭髪は金髪、茶髪や赤髪、それから青髪や緑髪など様々だ。


 それに着ている服なんかも海外ドラマとかで見た事のある服装で、鎧を着た騎士なんかも中にはいる。



(ここは外国なんやろか?)



 だとすると、どうしたものか。


 私は英語がまったく話せないし、聞き取れない。


 これが面接だとすれば、英語でのコミュニケーション能力も試すつもりなのだろう。



 …………。



 そう思った私は顔を伏せ溜息を吐いた。


 きっとこの会社も落とされるだろう。


 これで何社目だろうか?


 他の就職組の同級生は全員が内定を貰っているというのに、私一人だけ未だにどこからも内定を貰っていないのだ。


 これから社会人として仕事をして、叱られ、時にはオフィスラブで心をときめかせる。


 そんな理想のOLライフを満喫する、その一歩目を私は未だに踏み出せずにいるのだ。



 ドンッ。



 下を向いて歩いていた為か、何かにぶつかってしまったようだ。


 慌てて顔を上げると、そこには強面のお兄さんが私を睨みつけながら立っていた。




【ステータス情報】


【名 前】 朝比奈 薫

【年 齢】 17

【職 業】 召喚された就活生

【レベル】 1


※詳細は後ほどに



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ