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脳筋乙女の異世界花道  作者: 藤沢正文
第8章 緊急事態発生、街道の安全を確保せよ! 〜我等の障壁は粉砕す〜(後編)
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エピローグ



 平素は格別のご高誼を賜り厚く御礼申し上げる。



 今回、バーウィッチ近郊で我が帝国軍の一部が国境を越え、アスティーナ王国への侵略行為を行ったのは紛れもない事実であり誠に遺憾である。


 我がムラン帝国は、隣国であるアスティーナ王国に対し敵対行動を取るつもりなど全く無く、一連の行為は帝国軍帝国陸軍所属のレッフレッド大佐率いる第三連隊の独断専行であったと思われる。



 我が国で原因を調査したところによると、レッフレッド大佐率いる第三連隊に以前より不審な者が出入りしていたことが判明、現在その者の足取り追跡している。


 また、1ヶ月程前より軍事演習と題してアスティーナ王国国境付近にあるサンプールに遠征へ向かったレッフレッド大佐及び第三連隊の帰還と共に、事情聴取を行い厳重な処罰を期すつもりである。


 しかし、レッフレッド大佐及び第三連隊は未だ帰還しておらず、こちらも現在行方を追っている次第である。



 今件に関してアスティーナ王国が負った損害は、その全てを我が国が支払う事でその損害に対する補償金として貰いたい。


 また同送した品は我が国で開発された最新型の魔道馬車であり、我が国からアスティーナ王国への友好の印としてお納め願いたい。



 近日中にアスティーナ王国へ今件の謝罪に伺う予定ではあるが、取り急ぎ書状にて謝意を申し上げる。


 我が国は、和平協定を結んでいるアスティーナ王国とこれからも友好関係を継続したいと懇願している。



 (『ムラン帝国謝罪文』より)



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