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脳筋乙女の異世界花道  作者: 藤沢正文
第8章 緊急事態発生、街道の安全を確保せよ! 〜我等の障壁は粉砕す〜(後編)
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調査隊、魔物の縄張りに進行す?



 調査の為、森に入ってから丸二日が経過していた。


 一日目は何故か殺気立っていた聖なる盾(アイギス)のエリーゼとハナが雑魚魔物(モンスター)を全て倒してしまったので薫風団(私たち)の出番は全くなかった。


 そして2日目も特に何があった訳でもなく終わった。


 あ、エリーゼは相変わらず五月蝿(うるさ)かったと思う。




 ***




「少し様子がおかしいみたいだね」


「えぇ、あまりにも静かすぎます」



 森に入って3日目の昼過ぎ、サンディスとヴィンセントが辺りを警戒し始めた。


 言われてみれば動物たちの気配が一切しない、確かにちょっとおかしい……



「あ……」


「り、リーダーッ!」



 千里眼を持っている私とハナが一早くその異変に気付いた。



「「どうかしたのかい、ハナ(カオル)?」」



 私たちの様子を察したサンディスとシャルジュがほぼ同時に尋ねた。



「何か、羽生えたデカイ魔物(モンスター)がようさんこっちに来てるでー」



 何の魔物(モンスター)かわかっていない私がそう述べると、ハナが慌てながら付け加えた。



「ぐ、グリフォンですッ!」


「「グリフォン!?」」



 ハナの言葉にアイラ以外の全員が空を見上げた。


 数秒遅れてアイラも同じ様に空を見上げる。



『ピーーヒョロロローー』



 見上げた先には上半身が鷲、下半身はそれとは違う生き物の魔物(モンスター)が数匹、私たちの頭上を旋回していた。



「戦闘準備ッ!」



 サンディスのそう述べると同時に、1匹のグリフォンがこちらに急降下してきた。




魔物(モンスター)図鑑】


 『グリフォン』

 上半身が鷲、下半身が獅子の魔物(モンスター)。非常に知能が高く風魔法を使用することが出来る。


 グリフォンの素材は全て希少価値が高く、市場では高値で取引される。


 並みの冒険者では太刀打ちできないので、発見した場合は速やかにギルドに報告して下さい。




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