表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クライシス・ホーム  作者: 天崎 栞
【第7章~苦悩の先に待つもの~】
78/120

7ー7・断絶

今回から

フィーアは、本名である芽衣と呼ばせて頂きます。

ややこしいですが、ご了承下さいませ。






「お嬢様?」


そう呼ばれるのは、久方振りか。

あまり好きな呼名ではないが、この家に居る以上は、そう呼ばれ続けるのだろう。


北條家の縛りから、逃れられない事を悟った。

ならば。自分も“孫娘”という立場を使って、祖父を、兄を殺めた男を束縛しよう。


あの電話を機に

何もないのに、祖父への憎悪が増して行った。

ならば、人を殺めた事を気にしている祖父に近付いて、自分の存在を見せつけろ。


(___だって、私は)


信濃 直斗の双子の妹。

厳造は自分がいる限り、直斗を殺めた事実を直視するだろう。風花はその弱味を握った。許し逃がしはしない。

自分の存在で、奴を苦しめてやろう。



これからは、復讐の為に生きてやる。






闇が解けはしない。

薄暗い廊下で、二人が立ち話をしている。

ジェシカは、萩原の話に呆気に取られつつも

出来るだけ冷静に、事を飲み込もうとした。けれど。




『___風花、お嬢様が仰っておりましたよ。実家に帰るので、全てを終わらせたい、とね』

『じゃあ、ここは_』

『本日付で契約者が北條家ではなくなります』



(___なぜ?)



ジェシカに、浮かんだのは疑問符。

風花は三年前、全てを捨てたつもりで実家との距離を置いた筈なのに。

『立派な跡取り娘』としての姿になって帰ってくる。

それは事実が半分で、偽りが半分。

北條厳造から離れたくて、あの日、彼女は___。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ