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BUDDY ―鋼鉄の相棒と結目―  作者: Sky Aviation
備忘的設定集(いらない方は本編へ)
3/181

作中登場兵器・装備解説

・25式5,56mm自動小銃

[仕様]

銃身長:390mm

使用弾薬:25式5.56mm普通弾

装弾数:20発/30発(箱型弾倉)

作動方式:ガス圧作動方式ロータリーボルト式

全長:880mm

重量:2,700g

発射速度:700~900発/秒

有効射程:600m

愛称『フタゴー』。

89式自動小銃の最新改良型である。

元はただ89式を改良しただけで正式後継機種というわけではないが、改良の幅が大きくなり89式との差異が目だったためそれとの識別のためにこう呼んでいる。また、89式をベースにした次世代カービンである24式とはまた違う系列に当たる(ただし技術の一部はこちらにも備え付けられている)。

性能自体は89式を一回り強化させており、チタン合金製のため大幅な軽量化に成功、3点バースト廃止にセレクター調整の簡易化などの結果、満足のいく操作性となっている。全体的には近年遭遇頻度が多くなることが予想されるCQB戦闘時での取り回し性の最大限の向上を目指したものとなっている。

弾薬及び弾倉は、存続の機種との弾薬共有の面から89式同様西側のものである。

アサルトライフル名義となっているが、全体的な大幅な小型化、ダットサイト標準装備化などでカービンライフルの特徴をふんだんに取り入れた結果、双方の中間のようなものとなり、どのような状況下でも対応できる万能的なアサルトライフルとなった。基本的にはまだ生産が間に合っていない24式カービンが回るまでのつなぎとなるか、またはそれと併用しての主力武器となる形での運用を想定している。


・対人狙撃銃(H&K MGS-90)

[仕様]

銃身長:590mm

使用弾薬:7.62x51mm NATO弾

装弾数:5/10/20発(使用マガジンによる)

作動方式:ローラーディレイドブローバック

全長:1,165mm

重量:6,000g

有効射程:650m

日本で採用されている狙撃銃の最新型である。

元はアメリカのM24型を導入していたが、同タイプの旧式化と、対テロ・ゲリラ組織との戦闘の需要が上がったことを受け、そちらでの使用に向いた新たな狙撃銃の新規導入が計画された。

その計画のもと、数年前よりドイツ側との幾度かの協議の末、許可を得ることに成功。設計図を一部流用してもらい、元の劣化版ではあるがライセンス生産が開始された。

性能は元のものをある程度準拠しているが、日本の地理条件に合わせて射程が若干縮んでいる代わりに、射撃精度が従来より若干上がっているほか、一部日本人の体格に合わせて一回りほど小型化、軽量化がなされた部分がある。


・9mm拳銃(H&K USP)

[仕様]

銃身長:108mm

使用弾薬:9x19mmパラベラム弾・40S&W弾

     45ACP弾

     357SIG弾コンパクトのみ

装弾数:12/13/15+1

作動方式:ダブルアクション

全長:194mm

重量:780g

有効射程:50m

日本で使用されている9mm拳銃である。

元は特殊作戦群にしか配備されていなかったものが拡大配備されている。

ライセンスをせず直接導入しているため性能等は変わっていない。主に各部隊兵士のサイドアームとして使用されている。


・28式超小型網膜HMDシステム

通称『HMDエイチエムディー』。

左耳にかけて、最大限視界の邪魔にならない程度に左目のすぐ左そばに延びる、折り畳み式の超小型インカム型映像投影装置から、網膜に直接映像を投影する装置で、いわゆる網膜投影型のMHDである。

網膜の動きやユーザーの求める情報を受信機を用いて捉えた脳内電気信号を通じて把握し、それに応じてその視線範囲に投影可能。それを通して様々な情報を確認でき、サーモグラフィ機能やエリアスキャン強化などの多機能化も図られた。ユーザーの意思により自動的にそれは随時変更可能なほか、システムアタッチメントとして、データリンクを用いた照準表示機能などの付加機能を必要に応じて追加できる。ただし、あくまで付加機能なので外部機器も載せねばならず、その場合若干全体重量が増加する。

左耳から左目すぐに伸びるインカム型投影装置くらいしかないので、ほぼまったくと言っていいほどスペースを必要とせず、背中に小型のデータリンク受信機を取り付けて、左耳にひっかけている基部とそれをつなげるだけでいいので、簡単に言えば超扱いやすいものである。

ユーザー側からすればまさに「FPSゲームの画面がそのまんま現実となったよう」である。


・UH-1YJ“ヴェノム”

[性能諸元]

乗員:2~4名

全長:17,78m

全幅:14,69m

全高:4,5m

ローター直径:14.88m

定員:6~10名

最大速度:304km/h

巡航速度:293km/h

1950年代に初飛行した、今でも改良されつつ全世界で使用されているベストセラー機であるUH-1“イロコイ”の発展版である。

元々UH-1自体はベトナム戦争でも主力輸送ヘリとして活躍した大ベテランともいえる機体であり、日本ではJ/H型としてさらに改良を加えてはいたものの、さすがに老朽化の影が差してきており、数年前より米軍で主力となっているUH-1Y“ヴェノム”に置き換えられた。

ベル社からのライセンスも無事下りたこともあり、今ではほとんどがYJ型これに置き換えられている。

今の第1ヘリコプター団にはUH-1YJではなくUH-60JAに置き換わっているため配備されていないが、他の駐屯地などでは配備が進められている。


・UH-60JA“ブラック・ホーク”

[性能諸元]

乗員:2名

全長:19,76m

全幅:5,43m

全高:5,13m

ローター直径:16,36m

定員:15名

最大速度:260km/h

巡航速度:240km/h

UH-1の後継として開発された多用途ヘリである。日本での愛称は“ロクマル”。

日本ではJAとしてライセンス生産ののちに配備されていたが、当初はその高価格ゆえに34機しか納入せず、元のUH-1とのハイローミックスでの併用運用でいたが、数年前からの国家防衛戦略拡大による軍拡による予算大幅経常に伴い、もう20機ほど購入することを決定。

上記のUH-1Yの置き換えとともに、こちらも併用して行われた。

ライセンス生産自体は、まだ海軍が使っていたSH-60シリーズの生産ラインが生きていたこともあり、そちらを流用する形で順調に事が進んだ。

それらは各部隊に均等に割り振られ、第1ヘリコプター団には第1空挺団特察隊専用機として4機ほど配備されている。


・JV-22“オスプレイ”

[性能諸元]

全長:17,47m(ピトー管込)

全幅:25,54m(ローター込)

全高:6,63m(VTOL時)

ローター直径:11,58m

航続距離:1,758km(ペイロード付最大距離の場合)

最高速度:565km/h(通常飛行時)

       185km/h(ヘリモード時)

定員:24名

V-22オスプレイの日本導入版である。

2015年から徐々に導入をしていったもので、第1空挺団にも兵員の緊急展開時の大容量輸送用として配備されている。

ただし、あくまで普通科の大容量輸送のため特察隊のほうには配備されておらず、もっぱら本隊のほうへの配備となっている。

元のV-22オスプレイ同様、離島防衛や大容量輸送などでよく使われ、その高い速度性能や長大な航続距離、固定翼機モードとヘリモードを使い分けた様々な用途に使用できる汎用性は日本でも十二分に活用されている。

また、国防陸軍だけでなく、海軍でも第1海兵隊(旧西普連)所属機も存在するほか、空軍でも輸送ヘリや救難機として一部採用されている。


・AH-64D“アパッチ・ロングボウ”

乗員:2名(前部:ガンナー・後部:パイロット)

全長:17,76m

全幅:3,28m(胴体)

全高:4,95m

ローター直径:14,63m

重量:8,006kg(武装時)

最高速度:365km/h

武装:M230A1 30mm機関砲×1

    AGM-114RヘルファイアII対戦車ミサイル

    MIAGM-122JマルチヘルファイヤIII対地多弾頭誘導ミサイル

    AIM-92 ATAS Block IIスティンガー対空ミサイル

    ハイドラ70ロケット弾ポッド

日本国防陸軍が保有する戦闘ヘリである。

元のAH-64“アパッチ”にロングボウ火器管制レーダーを搭載し、大幅な能力向上を図ったタイプであり、最近ではBlockIII型に合わせてさらにエンジン、兵装の耐久が上がったほか、C4Iを介した最新のデータリンクシステムや各種センサー機器の改良などが行われ、今でも最新のシステムを誇る戦闘ヘリとなっている。

しかし、いかんせん高価すぎたため、もとはAH-1の後継として配備するはずがアメリカ陸軍がこのBlockII型の生産を打ち切ったためライセンス生産のための部品供給ができなくなった関係で、紆余曲折を経てたったの13機だけの納入にとどまった。


・OH-1改“ニンジャ”

乗員:2名

全長:12,0m

全幅:1,0m(胴体)

全高:3,8m

ローター直径:11,60m

重量:2,500kg

最高速度:290km/h

武装:SAM-3B近距離空対空ミサイル(自衛用)

日本が完全国産で開発した観測ヘリの改良型である。

とことん生存性を高める設計をなされ、各種センサーなどの観測機器も高性能のものを乗せ、さらに速度性や隠密性も優れるため、観測任務のほかに最前線部隊への情報データリンクなど様々な場面で使用される。

最新のローターシステムと強力なエンジンの組み合わせによって実現されるその超絶的な機動性は、垂直上昇はもちろん、宙返りバレルロールやなどの従来のヘリではまず実現は不可能と思われていたアクロバット飛行能力をもたらし、さらに観測ヘリでは重要なホバリング能力もとても高く、パイロットはスティックから手を放しても余裕でその場に滞空できるほどの性能を持つ。

ネット内外でもこの高い性能は話題となっており、国内外問わず見た人を驚かせたほか、また、アメリカ以外では初のハワード・ヒューズ賞獲得という史上初の栄誉を獲得している。

この改良型ではさらにエンジンの出力を上げられており、その機動性や速力などの性能がさらに上がっている。

しかし、あまりに効果になってしまったため配備はあまり進まず、本来なら老朽化したOH-6Dの後継として配備するはずが結局実現されず、試作を含め34機しか調達されなかった。


・JAH-1“サムライ”

乗員:2名

全長:13,6m

全幅:1,0m(胴体)

全高:3,8m

ローター直径:11,60m

重量:3,520kg

最高速度:355km/h

武装:M230 30mmチェーンガン×1(固定武装)

    AGM-114R ヘルファイアII対戦車ミサイル

    MIAGM-122JマルチヘルファイヤIII対地多弾頭誘導ミサイル

    AIM-92 ATAS Block IIスティンガー対空ミサイル

    ハイドラ70ロケット弾ポッド

老朽化したAH-1S“コブラ”の後継として、国産の観測ヘリであるOH-1“ニンジャ”をモデルとして設計変更の後に開発した国産の戦闘ヘリである。

大幅な設計変更はあったものの、もとのOH-1の面影は十分残っており、OH-1譲りの変態的な機動性はいまだに健在なほか、重武装化などによる重量増加に耐えうるハイパワーのエンジンに改良型のガラス繊維複合材料によるメインローターを採用している。

武装もアパッチロングボウと同等のものを採用しており、データリンク機能や各種センサー、アビオニクスもそれらに最大限対応できる仕様とし、国防軍の要求スペックに最大限こたえうるものとなった。

愛称となった“サムライ”も、元ネタとなったOH-1“ニンジャ”と相まって多方面で人気を誇っている。

ただし、上記のOH-1同様若干高価なため配備がスムーズにいかず、まだ数十機しか納入されていない。首都方面にもいくつか配備されてはいるが、まだ納入の途中段階である。


・10式戦車改

乗員:3名

全長:9,42m

全幅:3,24 m

全高:2,30m

重量:44t

最高速度:70km/h

主武装:44口径120mm滑腔砲(自動装填)

副武装:12.7mm重機関銃M2(砲塔上面)・74式車載7.62mm機関銃(主砲同軸)

日本国防陸軍が運用する準新鋭戦車の改良型である。

90式より高威力の国産120mm滑空砲を筆頭に、44tという戦車としては驚異的な軽量化と、複合装甲とモジュール化装甲を用いた高い防御力、そして90式譲りの攻撃力を見事に並立させ、さらにC4Iによるネットワークを介した次世代の部隊間連携攻撃能力を有した日本初の戦車である。

現在の改良型はその俊敏性やデータリンクシステムの高性能化がなされている。

改良に改良を重ねられており、配備から20年たった今でも未だに主力戦車として名をはせる存在であり、空挺団周辺には若干数配備されている。


・16式機動戦闘車

乗員:4名

全長:8,45m

全幅:2,98m

全高:2,87m

重量:26t

最高速度:100km/h

主武装:52口径105mmライフル砲

副武装:12,7mm重機関銃M2×1・74式車載7,62mm機関銃×1

2016年から正式に部隊配備が進められていた日本初の機動戦闘車である。

各戦闘部隊に装備し、ゲリラや特殊部隊による攻撃、島嶼部に対する侵略事態などの多様な事態への対処において、様々な手段で迅速な機動性と用いて瞬時に展開し、軽戦車を含む敵装甲戦闘車両等の撃破を想定されて開発された。言わば、戦車より迅速に動きやすい戦闘車両、戦車自体の下位互換のようなもので、10式などが展開するまでの代わりの主力として活躍する。

この16式は10式戦車に似た主砲塔を車体上部後方よりに備えており、上記の通り汎用性の高い装輪式の装甲戦闘車両として活躍することが期待されている。


・26式装輪装甲車

乗員:2名

全長:7,38m

全幅:2,61m

全高:2,15m

重量:16,2t

最高速度:100km/h

定員:12名(フル装備状態の場合は10名)

武装:26式40mm自動擲弾銃・12,7mm重機関銃M2(両方とも遠隔操作)

96式の後継車種の8輪駆動式装輪兵員装甲輸送車である。

96式の性能を一回り上げたものであり、若干車体自体が大きくなっており、重量も若干重くなっている。

武装や輸送定員は96式とさほど変わりはないが、武装はすべて遠隔操作ステーションによって車内から操作できるようになっており、また、防御能力の向上として、付加装甲モジュールや兵員室の側面窓撤廃、地雷、即製爆弾(IED)等の爆風を逸らすことができるV字形の車体底面の採用(これにより車高が若干高くなっている)、兵員室のベンチシートの耐爆化など、様々な面で対策が施されている。

それらによる装甲強化に伴い、エンジンやサスペンションも大きく性能が強化されている。


・軽装甲機動車

全長:4,4m

全幅:2,04m

全高:1,85m

重量:4,5t

最高速度:100km/h

乗員:4名(前後に2名ずつ)

通称『LAV』。愛称として“ライトアーマー”、または略称としてその通称をそのまま読んだ“ラヴ”と呼ばれることもある。

大量量産された歩兵機動車で、若干の防弾性能を有し、上部のターレットハッチを開けて身を乗り出せば、機関銃や対戦車誘導弾など各種火器をぶっ放すこともできる。

また、小型かつ軽量なので各種輸送機・輸送ヘリで輸送することも可能。

民生部品を多用したため制式化はされておらず、よくある「~式」という名称は用いられていない。

ジープに代わって大量に配備されたのだが、初期はさまざまな面で不具合や隊員からの苦情が相次ぎ、最近では改良されて多少マシになった。ついでに装甲も増量されている。

空挺団にも最近増量されており、高機動車や各タイプのトラックがある中、この車両自体は結構存在感がある。


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