潜伏生活する。2
よろしくお願いします。
黒髪の愛らしい娘。
白い肌に豊な乳房、細い腰になだらかな尻。
ぷっくりとした唇は欲望にかられ、我がものにしたい。
腕の中に閉じ込めて・・・。
「ふふ。お早う、私の奥様。ん~っ」と、身を屈めウメカの頬に唇を寄せる。
カッコ~ん‼
ガブッ!!
「いっ。何でっ。」
どうやら、鍋をかき混ぜていたお玉で頭を叩かれネネにはお尻を囓られた。
「ネネって天才よね~。ふふ。
やだ、お玉が汚れちゃったっ!洗って来ないと。」
暖炉の前から立ち上がり、台所に向う。
「変な妄想は、夜の蝶々さんにでもして下さい!
次は、ありませんよ。」
グルルル~と、ネネの唸り声が狭い部屋に響いた。
痛みに悶絶するジャズ。遠慮なく痛め付けられた様だ。
「夜の蝶々さんにでもって、詩人だな。」と静かに呟いたジャズは痛みに耐えるのだった。
反省の余地なし!!
早朝のすったもんだの後に、ウメカは町にある一つの食堂屋に仕事へ行く。ここでウメカは町の情報を集めるためだ、物流や生活水準に技術者や知識人の有無などの幅広い情報を集める。より良い人材は中央に、不正や不備不具合がないか。国の安寧の為に。
「ジャズが格好がいいのは良いんだけど、やっぱり忘れないんだよ。
ネネ、どうしょう?」
「?ウメカには、我が居るのに他を望むのか・・・。
我、愛しいの人。」
ふわふわの体を寄せる。
「そう言う事じゃないんだけど。なんか話しが通じてないよね~、まあ、いいっかっ。早く荷物を届けに行こうか?」
ふと思った、まさか、人間に成れるなんてないよね?と。
その思考を詠んだのか、ネネがにんまりと笑みを浮かべていた。
異世界の娘、ウメカ。
おまえは、何を望む。
この世界に存在出来て居るのは世界がおまえと言う存在を必要だからだ。しかし、全ては本人の意思が全て。
我の愛しい人よ。
因みに、のそ推測は当たっている。
我の容姿はどうだ?格好が良いと思うぞ。
腹黒いメンバーばかりです。
その頃、王宮では。
「ウメ、やっぱり居ない!
知らないもん!!
ふふ、やっぱり一緒じゃあないからいけないんだよね?」
クラリオンがなにか、閃いたようだ。
これまた、ウメカの知らないところで何かが起きる。




