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最後の1人

掲載日:2026/09/14

 行列に並んでいる。

 先頭からの順番は3番目。

 そして、俺の後ろには更に2人。

 俺を含め、並んでいる全員が血眼になって列が進むのを待っている。

 ドアが開き、中から1名出てくる。それと同時に先頭の人が歩き出し、そこに入っていった。

 あと1人。

 さぁ、早く順番よ来てくれ。

 振り返ると、最後尾の人が諦めて去っていく。

 その判断、間違ってはいない。

 俺も最後尾ならそうしていた。

 だが、あと1人。俺にとっては最後の1人が進めば、希望が見える。

 ここで抜ける訳にはいかない。

 さっきとは別のドアが開き、また1名出てくる。それと同時に俺の前の人が開いたドアの所に入っていった。

 早く、早くしてくれ。

 限界が、近い。

 1秒が1分にも感じる。

 落ち着かなくなってくる。足踏みをしだす。

 チラッと後ろを見てみると、俺の後ろの人はやけに姿勢正しくなっている。

 わかる、俺もその気持ちは凄いわかる。尻に力を入れているんだろ?

 水が流れる音。

 次いで鍵が開く音。

 ドアが開いた。

 俺はドアが開くのと同時に歩き出した。

 ドアから男性が出てくる。入れ替わるように、俺は中に入った。

 あぁ、もう我慢できん

 俺の腹も尻も限界だ。

 便器を見る。

 まて、さっき水が流れる音がしてたじゃないか。


「流れてないやんけーーーーー!」

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
 せっかく開いた個室、その気を逃すわけにはいかない。  けれどそこにブツがある。  悲しい現実ですね笑 そしてあるあるでもある。  むかつきますよね。
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