第5話 お土産の小さな幸せ
第5話 お土産の小さな幸せ!
誰かからお土産もらうと幸せな気分になりません?
朝、机の上に小さな包みが置いてあった。
同期が旅行先から買ってきたお土産らしい。
「疲れてると思うから」と、メモも添えてある。三十代前半のOLの心には、これが妙に響く。
ふと笑ってしまった。
出費はしてないけど、なんだか今日は、少し頑張れる気がした。
そういう単純な理由で、仕事が動き出す。
会議が始まる。数字を追って資料をチェックし、メールを返す。
大した仕事はしていない。でも、机の上のお土産があるだけで、作業の一つ一つに意味がつく気がする。
「これを食べる自分がいる」と思うと、なぜか集中力が増す。
昼休み、そっと包みを開ける。
小さな焼き菓子。見た目は派手じゃないけど、香りが甘くて、どこか懐かしい。
一口食べると、疲れが少しずつ緩む。
味以上に、気持ちが満たされる。
午後も仕事を乗り切れるのは、きっとこのお土産のおかげだ。
「今日はこれを楽しむために頑張る」と思うだけで、デスクでの時間が少し軽くなる。
帰り道、思う。
自分の出費じゃなくても、こうして小さな幸福をもらえることがある。
お金じゃ買えないモチベーションって、確かに存在する。
推しは自分。
自分の機嫌は、自分で取らなくちゃね。
まぁ今日は同期のおかげだったけどね!
今日も主人公ちゃんはご機嫌のようです!




