アジェンダ王の悔恨
アジェンダ王の悔恨
母のエルテア女王が毒殺され
怒りで、犯人とされた実行犯人を怒りに任せて、魔法で殺した、毒は白の国でしか、取れない薬草
白の国の商人だと言う者は白の姫、リーヴニア姫が何も知らずに手引きをして、薬草を持ち込んたという
主犯は平和条約の反対派閥、白の王族の数人
しかも、母エルテア女王の毒殺後
「大変です、アジェンダ様」
「……」大事な母、女王を亡くし、始めて、怒りに任せ、人を魔法で殺してしまい、半ば呆然としているアジェンダに酷い知らせが届く。
「シルフニア王女様が白の宗主ウィリアム様、暗殺の嫌疑をかけられ…」
「え、な、何だと」
「殺害されました!シルフニア王女様の首は城門に晒されて、御付きの者達はほとんど、殺害され、同じように首を」
間もなく、詳しい経緯は知らされるままに、妹シルフニア王女が乱暴され、首を斬られて、その首が白の国の城門に
どうにか無事に逃げ出したシルフニア王女の付きの女官からの報告
「…リーヴニア姫は、何処だ? 本来なら平和条約が破棄されたら、追放か処刑だ…しかも、我が母の殺害に関与しただと?」
そして、リーブニア姫の部屋
「な、なんて事なの!お父様、エルテア女王様、シルフニア王女様が
」
泣きじゃくるリーブニア姫
「姫、一旦、アジェンダが落ちつくまで、リュース公爵の元に逃げましょう!」
アジェンダの従弟アラムは突然の悲劇と恋人で、妖精のようなリーブニア姫と逃げようと
状況が落ちつくまで、白の王族の血と黒の王族の血の両方を持つ、仲立ちを続けてきた
老リュース公爵の元に逃げようとしたが
追いかけるアジェンダに
二人を敵と見なした黒の大貴族達
大貴族の兵士の一団に取り囲まれ
二人は自ら死を
魔法の剣で…
アラムの最後の炎の魔法で二人の身体は炎に包まれ
アジェンダに
「これは何かの陰謀、大好きな優しいアジェンダ様、私達は貴方を恨みません、貴方も被害者、貴方を愛して」
「白の姫の魔法の力、予知…予知しました
貴方は伝説の王になる、貴方の統治の時代は激しい戦乱が巻き起こる
なお、それでも王国は繁栄するでしょう、貴方から、しばらくは次の赤い瞳の王は出ない
次に出る王の時代も激しい戦争の時代ですが、最後の黒の王となり、平和と安寧の時代がやってくるから、アジェンダ様貴方の役割は…」
目の前、燃えて消えた二人
そして、姉の死を知る白のフェルナンドの怒りと哀しみ