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62 教団との交渉

黄色の勇者後日編です。前回でも記述しましたが

改めて注意点が一つ。ココよりの残虐なシーンを多用しております。

話しの流れ上必要な事なのでご了承願います。



この地方と別の地方の境である町、ミゾレ町での会談が行われる。

教団側の代表はこの辺りを取り仕切る司祭長の一人と部下である司祭が数人、

教会騎士団が二百名。

それに対してワルモーン側は、ワルモーンとゆかいな仲間たちである。





簡単に言い過ぎました。




まず、ワルモーン、シンラーツにエンザーイ・ツインズのネットとトレイン。

さらにセメットとルトラン、ツカ村の村長(壮年の男性)である。



仲介役としてミゾレ町領主(壮年の女性)が入る。


今回の会合を準備したのはネットとトレインが行い実現した。

こちら側の言い分は、ツカ村にいる教会関係者全ての退去。

それに対して、教会側からは、ツカ村に対して教会側が被った賠償金とツカ村の防衛のため教会の庇護下に入ること、更に教会関係者に被害を出した者たちの処断である。


これは完全に教会側が上からの物言いである。



ワルモーン側の交渉はトレインとツカ村の村長が受け持つことになった。

教会側のツカ村での非道な行為の証拠をいやというほど提示、そして教会騎士団の問答無用の攻撃に対しての正当防衛を主張する。

ツカ村にいる教会関係者全ての退去をしない場合は、賠償金請求と実力行使を行うと脅しをかける。


既に教会側は、ワルモーン側五名に駐在教会騎士団が敗北しており、更に瞬雷の勇者も死亡している。

彼らの切り札である瞬雷の勇者は、全身に刺し傷があり、苦悶の表情のままでも失血死である。

そのともらい合戦と言う大義名分を掲げて反論していた。


数の暴力に訴えても返り討ちになることは明白な状況である。

なのだが、教会側にも威信と勇者を殺害された報復という大義名分があり、引くに引けない状況となっていた。


仲介役としてミゾレ町領主(壮年の女性)は両者が提示する条件のあいだを取ろうとするが、どちらも譲らない。


「教会は常に正義であり、正しいのです。神が慈愛の元に弱者を救済しているのです。この行為に間違いなどないのです。そして、神の代行者たる我々は間違いなどない正義と慈愛の使者であり使徒なのです。その我らが言うのです。間違いなどあるものですか!その上、勇者をだまし討ちの上惨殺!正義は我々にあるのです!!」

と熱く語る司祭長。

矛盾を信仰と教義でごまかしている宗教という名の狂気で操ろうとする洗脳である。

盲信させて判断力を無くすための手段としていくのだ。


それに対して

「そうか、それならば構わん。別に教会の言い分にケチをつけるつもりもない。ただ、貴殿が宗徒に盲信を植え付け狂戦士と化し死体の山を作り上げた場合の責任を神に押し付けず、貴殿自身が負わないのであれば、当方は引かない。信仰すべき、敬うべき神を利用し、責任は神に押し付けるなんて都合の良いことをするのであればだ。もちろんその覚悟が貴殿にはあるんだと思っている。だからこそ改めて問う、今の貴殿の行為は神に誇れるのか?」

ワルモーンの言葉は、司祭長の逃げ場を奪うものだ。


簡単にいえば、責任は神様の所為で自分たちには責任はないなんて言うなよっことだ。


それでも言葉を濁し、自分たちの正義をかざす教会側。



その為、話し合いは平行線になり、両陣営承諾の上の戦闘をすることになる。

結果的にはアホな解決方法である。

仲介役のミゾレ町領主(壮年の女性)の面子など考えもしない。

ミゾレ町領主(壮年の女性)は顔に手をあて、大きくタメ息を突く始末。



教会側は、捕縛されていた騎士団五十名と今回同行した二百名、更に魔術団が二十名とセカンドイエローたち四名。

対するワルモーン側は、ワルモーンとシンラーツの二名。


このことに、教団側の代表である司祭長のにやけが止まらない。

数の差は圧倒的、たとえ相手が瞬雷の勇者を圧倒したとはいえこの人数差である。

勝利は教会側にあると断定してしまった。

言い分では、押されたのだが要は力でねじ伏せて勝てばいいのだ、と考えて居たのだ。

勝てば歴史もこの戦いの意味も自分たちで都合よく書き換えることが出来るからだ。

正義が勝つのではない、勝った方が正義なのだと。



で、完全に勝てると思ってしまったのだ、相手との人数差を見て。

要は、相手の力を見誤り、数の暴力で勝てると確信してしまったのだ。


かくして、荒野にて戦いは行われることになったのだ。


これが、最大のミスであるにもかかわらずに。



〇コメディー要素に戻りたいが、戻せなくて困っているコメディーである。


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