表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/178

60 激突!!vsイエロー

黄色の勇者編です。前回でも記述しましたが

改めて注意点が一つ。ココよりの残虐なシーンを多用しております。

話しの流れ上必要な事なのでご了承願います。



「アンタの主張何て意味無いのよ!私が基準ナノ。わかる?私が言うことが正しいの!正義なの!

悪になったアンタがどれだけ言おうが覆らないの!無駄なの、わかる!」

と、ムキになって子供の様なダダのコネ方を始める。

自分がどれほど必死になっても周囲から見れば無理無茶な言い分の見本となっていた。


要は見苦しいのだ。


でも、それは当の本人は理解できていない。

それが無知の悪意をまき散らす人の特徴でもある。


理解が出来ないのだ、自分が何をしてしまっているのか。

自分が間違っていない、正しいと思っているためだ。

これは痛みを感じる経験をしていないから、わからない。


イエローが剣を振り上げワルモーンに斬りかかる。

その剣をワルモーンは剣で受け止める。


その時、イエローの口元がわずかに歪む。

その意味はすぐ知ることになる。


イエローの持つ剣が纏う雷撃がワルモーンの剣をすり抜け、ワルモーンに襲い掛かる。

雷撃がワルモーンを包む。


普通ならその雷撃で黒炭になるのだが、ワルモーンは表情すら変えない。

ワルモーンの体を包む雷撃が周囲にも飛び火する。


草は発火し、木は裂けてから燃え始める。

雷撃の威力は、すさまじいものがある。

要は、ワルモーンが異常なことがわかる結果となった。


「どうしたイエロー、手加減しているのか?本気でやっていいんだぞ?」

と無自覚にあおる。


もちろん彼女からすれば手加減なんてしていない。

さらにその様子を遠くから見ていたルトランは、「手加減していたのか」とポンコツ発言。

セメットは、ため息をつき頭を横に振る。

「アンタね、そんなことないでしょうが。アンタが食らえば消し炭確定よ。アレを手加減なんて言うワルモーンさんが異常なの」と割と辛辣に言う。



その二人の言葉をシンラーツは、困り顔で見ていた。

なじんできたのはうれしい所だが、考え方を修正しておかないといけないかなっ、

と思うようになっていた。

もちろん、セカンドたちと激しく攻防を軽くあしらいながら。


悪の方々は見事にズレた行動と考え方をしていた。


で、当の本人たちの戦いは、先ほどの雷撃攻撃が続いている。

剣で受けられても剣の纏う雷撃が襲うがそれを平然と受けるワルモーン。

しかもイエローの動きは高速を誇る。


つまり、高速の連続剣撃と雷撃の嵐。

その中で嵐を涼風の中にいるようにいるワルモーン。


その状況に焦り、じれて来たのはイエローだった。

「いい加減にその強がりを止めろー!アンタは私に勝てないのが現実のハズなんだよ。

その余裕がむかつくのよー!!!」



「そうか、なら終わらせるか。オレもオマエのぬるい攻撃とゴタクに飽きて来た」

と言うとワルモーンの持つ剣が雷撃を帯びる。


その帯びる量がイエローの剣の軽く十倍はあった。

そして、ワルモーンの持つ剣の形状も相まって異様さが加速する。


その姿にイエローも寒気を感じた。

同系統に魔術なのに格下だと思っていた相手が自身の力を圧倒的に凌駕しているのだ。

先程までの焦りが恐怖に変わる。


「う、うそよ・・・」

その悲鳴にも似たつぶやきは、


「さらばだ、歪んだ正義よ」

とワルモーンの言葉にかき消される。


イエローの腹部に拳をぶち込む。

「ぐはっ!」

イエローは、悲鳴とも吸い込んだ空気を吐き出させられているような感じだ。



「「そこは剣を使わんのかーい!!」」

見ていたセメットとルトランがともにつぶやく。


その様子をお可笑しそうに見ているシンラーツとネット。

セカンドイエローたちは、すでにのされており、地面に転がっていた。

どうやら、相手にもならなかったようだ。



で、イエローは、殴られた腹部をおさえうずくまるように膝を折る。

そのイエローの肩にすさまじい雷撃を纏う剣のみねをトンッと置く。

剣の纏う雷撃がイエローを覆う。


声にならない悲鳴が上がり、仰け反り、苦痛にもだえる。


雷撃がやみ、イエローの体はあちこち焦げ、煙が上がる。


「どうだ、自慢の雷撃を超えるの雷撃でトーストになる気分は・・・」

ワルモーンの皮肉に


「いいわけないでしょが、こんな思いは私以外が感じればいいのよ」

と、やたら元気に言い返してきたのだ。


ダメージはかなりの物なのだが、彼女の意地がそれを認めない。

「さすがに無駄にタフだな。そこは正義の味方だけあるかが、こっちも手加減してやる義理はない」

そういうとワルモーンは剣を横に振る。

その瞬間彼女の太ももが横に斬られ、血が噴き出す。

キズは深く激痛が彼女を襲う。


だが、それだけでは済まない。

返す刃が彼女の左肩をえぐる。

剣はすぐさま引き抜かれ、余りの痛みに動けずにいるイエロー。



苦悶を浮かべるイエローに対し、ワルモーンは冷たい視線を送る。

そこには憐れみも憎しみも何もない。ただ目の前にいる敵の動向を冷静に見ている悪の大幹部がいた。


その姿を遠目で見ていたセメットは、

「あの姿を見ていると悪の人って見えるんだけど・・・割と抜けたところあるけど」

と言うと


「そうだよな、あの容赦ない行動。格好いい事がしれっと出来るのがいいよな」

と、感心するルトラン。


見事なズレっぷりを見せるルトランに対してセメットは、まともな判断をする。


ウチに染まってきたな~と思うシンラーツとイエローの現状が気になるネット。



緊迫した状況の横でまとまりのない悪の面々。


緊張感があるようなないような状況です。


〇コメディー要素に戻りたいが、戻せなくて困っているコメディーである。


無自覚の悪意が横行する。

これは、世間一般も同じです。

相手をイジメることが目的になる正義。楽しむための正義。それは主義主張のないただの娯楽。

なぜ、こんな言い方をするのか。気に入らないからです。

安全な所から相手を傷つけることばを吐く人たちが。

斬っていいのは斬られる覚悟がある人だけです。

覚悟と度胸のない人が多すぎる、これが気に入らない理由です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ