表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/168

悪の組織劇場 第3幕 ボー村侵略日誌 1


ワルモーンたちが旅立ち、ボー村の侵略(発展開発)をまかされたリノウナンバーズ。

村長をはじめ村人たちから今、村で起きている問題を聞く。


まず、飲み水の確保が出来ない。

湖はあるのだが、ゴブリンの巣穴よりも山手にあり、そこまで行くのは獣や魔物が多く、道のりも険しい。

井戸も掘るがあまり水が出ないそうだ。


食料が無い。

食料も畑を耕して作ってはいるが、それでも足りない為、バー・ヌーシの商会から買うようにしている。



村の収入がない。

薬草を作って売っているが、それでも大した額にならない。


魔物、獣に対する対策が出来ない。

金がないため、村の防衛が出来ない状態である。


と上げればきりがない。

なので以上の四点を基本的行うことになった。



まず、リーダーのシュトが村に水路を作ると言い出す。

村人たちは、出来ない、無理だの応酬で話が進まない。

なので、翌日の二時間、村人全員で畑仕事に出てもらいその間に工事するとアホな提案をされた。

それも自信満々で言われ、半ば押し切る感じで話を薦めたのだ。


信じられないと言った村人数人が村長と監視という名目で残ることになったのだ。


で、土木工事が始まることになる。

まず、水源まで水路の構築。

これは、実はシンラーツに森の木々を伐採させておいたのだ。

切り株やら、切った木材がそのままの状態ではあるが、湖まではつながった。


元農家で現在、悪の組織の戦闘員たちの力はすさまじい。

その辺の土木重機など目ではない事をする。三名ほどで工事すると言うので村人監視員がついて行くのだが、そこで起こることに唖然とする。


恐ろしい勢いで切り株を引き抜き吹き飛ばす戦闘員たち。

彼らが進んだ後には整地され、溝が掘られる。

それも村までそのスピードが恐ろしく速い。僅か三十分ほどで完成したのだ。


それを見ていた村人監視委員たちは、あまりの事に目と口が空きっぱなしで驚きの声も出ない状態で立っていた。


次に村の水路作り、こちらはシュト主導の下行われた。

村の中央を大きく一本作り後は村の中に数本の小さな水路をこさえるというもの。

それも早かった。「ショベルアーム」とシュトが言うと両腕がショベルになり、それを使い溝を掘る。

それも各戦闘員たちは「ハハハハハ」と高笑いしながら行うのだ。

村人監視委員たちは、異常であると考え、ドン引きする。


それで出た残土は村の端に集められ、小高い丘が形成される。

簡単に言えば陸にある堤防のようなものにしたのだ。


そしてその水路は村の外に作られた貯水池につながるようにしたのだ。

しかも掘った溝はきちんと叩いて固められていた。


その状況を一部始終見ていた村長以下監視員たち。

もちろんその非常識の状態に唖然として動けずにいた。


そして、二時間後。村人たちが戻ると絶叫が響く。

出来ないはずの水路が出来ている。その事実が余りにも衝撃なのだ。

彼らが村に着き、驚き終わった後で水路に水か満ちると更に驚きの声が響く。


彼らもわかっていたのだ。

ワルモーンたちがいかに非常識なのかは。


それは武力に特化していると思われていたのに僅かに時間で水路が完成し、

水も流れている。その上大きな土壁のできていた。


水と防衛手段の二つを手に入れたのだ。

出来ないと思っていたことをやり遂げたのだ。


だが、それ以上に村長と監視員たちがドン引きしたのは、

それを笑いながら行う戦闘員の姿だった。


そして、更に出来上がった水路と土壁をお披露目した彼らは、まるでスポーツをした後の選手のように

さわやかな笑顔でいた。


やり切った感全開で、その近くで


 どえらい人たちだ


村人たちは声には出さないがそう思ったのであった。



〇これは、侵略という名の村の発展を常識を超えた方法でさわやかにこなす悪の人たちのお話である。

久々の劇場ネタです。

本編がシリアスに向かいそうなのを何とか引き戻すためにこさえたものです。

深く考えないでくださいね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ