コードネーム「TAMAGOの再来」
1Q71さんが、原作の二次創作です。先生が、続編書いてみてくださいよっ!!と言っておられたので、書きましたよ。
「地下一千mから高エネルギー反応を確認しました。」
「は?」
至急、避難警報発令!!
警戒地域は、北海道、秋田、東京、滋賀、、愛媛、大分です。警告地域は、直ちに別の地区へと避難してください。繰り返します。地下から高エネルギーを持つ何者かの接近を確認....直ちに、避難してください。
これが間もなく訪れるであろう、奴らとの戦いであった。
「巨大TAMAGOが、各地で襲来するとは聞いたこともないぞ。」
「はい。今からおよそ、百年前に訪れた時は、孵化から1ヶ月程暴れに暴れた末に、去っていきましたからね。もはや、言うまでもありませんが、おそらく....やつが、」
「ちっ....あれは、メスだったか.....巨大な女王が、今も地下深くに潜んでいるって思うと、ゾッとするな。」
軍隊の派遣は、既に済んでいる。恐らく、このTAMAGOは、ただの排卵だと言うのが、共通の見解だ。
要するに、見た目だけのただのカカシという訳だ。
だったら、なぜ、ここまで敏感に反応してるのか?
各地に、ご当地TAMAGOとか誰が喜んで、置いておくか!!という話だ。処分しなければならないというのが、世知辛い。
「た、大変だ!!」
緊急会議室の扉が、勢いよく開かれる。
「ど、どうした!!これ以上の厄介事は、もう沢山だぞ!!」
「このTAMAGOたち....生きています」
ゴクリッ
数日後──
「それにしても、オスはどこから....」
「分からない。正直、判断のしようがない。だが....俺たちは、この任務を遂げるのみだ!!」
「そうですね。ただ...その、私も親になった身としては、あまり気が進まないと言いますか」
「親か...」
長官は、思考を隠すようにして帽子に指をかける。
間もなく、無線機から連絡が飛ぶ。
「攻撃開始!」
その合図と共に、超高エネルギーの電磁砲が、東京から打ち上がる。
世界と協業して、作りあげた最新式の電磁砲は、百八十度大気圏を超えて曲がり標準へと降り注ぐ。
果たして、TAMAGOが襲来する。
地上を突き破りその姿を表した。と同時に、そのビーム砲が撃ち落とされる。
作戦名は、「Artemis・Life of Breath」
光が満ち溢れる。
それは、どのくらい続かれるのだろうか。
「上層部も、厄介事なことを引き受けたもんだ。」
「ですね。わざわざ、生かしてやろう。だなんて....」
「あぁ、全体合わせてTAMAGO。次のことは考えてるのだか...」
「全くですw」
まぁ、たまには、こういうのもありかな。
(この作戦によって、全てのTAMAGOが孵化されたのであった...
全部で六ヶ所に現れたTAMAGOたち。これは...北海道は、Tかな。)
補足・実際のレールガンは直線状にそして、凄まじいスピードで標的を破壊します。フィクションとしてお楽しみください。