ゴミだらけの王国
カチ盛り令嬢、静かに決意する
「マリー、おてて繋ご?」
「はい!うふふ、お嬢様は甘えんぼですぅ」
むっはー!
いい匂い!可愛い!天使!亜麻色のサラサラストレートをポニーテールにしたマリーちゃん10さいは私の専属侍女。彼女は小説でもずっと一緒なんだけど、私はもう二人助けたい
お母様とマリーちゃんのお姉さんであるリリーさんは5年後に殺されてしまうからだ。リリーさんはお母様の専属侍女で現在は12歳の筈だ
小説では幼少期の出来事は数ページしかなくて私が婚約破棄されたあとのなんやかんやがメインだけどお母様やリリーさんを見殺しにしてまでシナリオなんざ進める気はゼロよ。何よりマリーちゃんのこの天使の笑顔も守りたいし
今まで私は冷遇されてるな〜ぐらいにしか思ってなかったけど、前世とか思い出したからこそ分かる父というかこの家のゴミクズ加減よ。
公爵夫人と公爵令嬢のお付きが10歳と12歳の少女2人だけっておかしいでしょどう考えても。
しかも2人はお母様が実家の伯爵家から「是非!」と付いてきてくれた子達で給料は伯爵家から出ているというね
平民だし、伯爵家の使用人だしまだ子どもだしってことで屋敷での立場も低め。それでも一応夫人と令嬢の専属だからいじめとかは流石にないみたいだけどねぇ…今の段階では
つうか、公爵家からは誰も付いてないってことじゃんな?ふざけんなよ
それから公爵家の使用人共は見た目だけはイケメンな父にチヤホヤしてる無能ばかりなので全員敵なんだよね
お母様とリリーさんが死んだ後は色々と露骨になって私とマリーちゃんは迫害されて育つんだけど、小説だとざまぁがミジンコレベル過ぎて私は到底納得出来なかった
まず父もビッチババアもメスブタ異母妹も生きてる時点であり得ない。作者は頭おかしいというか勧善懲悪って言葉知らないのかしら?
銀髪超絶美女な女神様曰く「やりたいようにやっちまいな!」らしいのでお言葉に甘えます
とりま殺すリストとしては
お母様とリリーさんを毒殺するアバズレ侍女アナスタシア
お母様亡きあとの私をしつけと称して虐待するクソババア侍女長
ゴミ(父)
便所(継母予定)
ぶりっ子便所(異母妹)
お母様とリリーさん亡きあとマリーちゃんをいじめる先輩侍女のアバズレ軍団と父を小さい頃から溺愛している義両親、その腹心で旦那様至上主義の執事失格な執事長。
ここらへんは全部サクッと始末したい
父…もうゴミでいいか。
ゴミは無能なので死んだところで公爵領の領民は一切困らないし、むしろ甘ったれボンボンの浪費が無くなっていいことよね
逆に現時点では特に接点のない知能指数2の同い年のイケメン共は保留かな。
そんなことを頭の片隅で考えながら、マリーちゃんと庭園のお散歩を堪能した。