表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

風飯~普通の飯を美味しく食べる~

草薙悠弥、茶を飲む

ブログ等に掲載される時があります。


ブログ

http://as-game.net/

――茶を飲もう。


草薙はそう考えた。

茶は良い。

日本の伝統の一つだ。


(まだあったかな……)


お茶があるか確認する。


(……あった)


一安心。

草薙は茶を熱した。


熱した後、茶を注ぐ。


音を立て、茶の湯が陶器を満たしていく。


茶から湯気がたった。

(少し熱いか……)

それもまた良し。

熱い茶は好きだ。冷たい茶も好きだ。

体を温めるといい事が多い、多少熱くてもなぁに、それも構わないと草薙は考えた。

茶の匂いが、ほのかに鼻孔をくすぐる。


(いいな……)


茶の匂いは嫌いではない。

好きというのは多少おおげさな気もするが、好きといえば好きである。

日本人だからか、やはり茶は落ち着くのだ。


茶を入れた陶器を持つ。

湯の熱が伝わる。

そして口に運ぶ。


すーーっと、熱い茶が体を温めていく。


(いいな……)


それが茶を飲んだ今日の感想だった。

うまいとはいわない、最高だともいわない。

だが、いいなという感情が浮かんだ。


――無論、なんとなく。


今日も草薙は茶を飲んだ。


日本の――お茶。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ