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15日目、今日は曇り空だ。雨が降らなきゃ良いのだが。
本日最初の獲物は、初見の魔物。犬っぽいゴブリン?コボルトか。
ウルフ程では無いが、動きが早い。7匹来ている。
「ライトニング2連」
2本の稲妻が、4匹を巻き込み倒した。
「いくぞ」
シロ達に声を掛け、ユキトも杖を手に攻撃。飛び掛かってきたコボルトを杖で受け流し、マジックブレットを放つ。
すると、一撃で頭が吹き飛んだ。これには、ユキトも驚いた。
残り2匹もシロとアズが倒していたので、ティアにきいてみた。
「こいつは柔らかすぎないか?」
「コボルトはゴブリン並みの強さだから、動きが早い分、耐久力が低い感じだねー」
「俺的には、コボルトの方が厄介に思えるが…
それから、こいつ食えるの?」
「一応、食用になっているから、買い取って貰えるよー」
それを聞くと、ユキトはアイテムボックスにコボルトを仕舞った。魔石を取り出す手間がなくて楽だ。
次の獲物を探す事30分、ゴブリン一行を発見。
ウインドブレードで3匹を刻んだ。もう2匹はシロとアズに舜殺されていた。逞しくなったものだ。ユキトはそう思わずにはいられない。
全部で5匹。魔石の回収をしていると、ティアから声がかかった。
「雨が降ってきたおー」
「お、ってなんだ?」
「そんな気分なんだおー。それよりも、雨の中、狩りを続けるの?」
確かに、雨が落ちてきている。空を見上げると、真っ黒で本降りになるのは避けられまい。
「さすがにそれはないわ。そこまで働き者じゃあない。帰るよ」
魔石を回収し終わると、本格的に降られる前に、カモフラージュとゲートを使用し、街へ帰った。
「こっちは、まだ雨が降ってないみたいだな。ちゃちゃっと換金して宿に帰ろう」
「帰ってきたから、お昼ご飯も買って帰ろう」
「アイテムボックスに色々入っているだろ?」
「それはそれ。これはこれだよー」
解るような解らない様な事を言っているティア。だが、引きはしないだろう。
ギルドのおっちゃんへコボルト7匹とゴブリンの魔石5個、カードを出す。
「新入りか。今日は早いな」
「雨が降ってきたので」
「そうか、ん?まだ降ってないみたいだが?」
おっちゃんは、外を見ながら聞いてきた。
森の奥は降ってますよ。と答え、査定を待った。
「コボルト7匹で28000F。ゴブリンの魔石は5000F。合わせて320000で、どうだ?」
否はないので、大銀貨3枚と銀貨2枚、カードを受け取り、ギルドを出た。
「ギルドのおっちゃんに、旨い飯屋を教えてもらったから、外で食べていくか?」
ユキトが提案すると、ティアは諸手を挙げて賛成した。
曇っているので、正確な時間は解らないが、大体昼を少し過ぎたといった頃合い。
店に着くと、客の入りは良い。店の名前は、とりどり屋。鳥だけでは無く、他の素材も扱っているが、その名の通り、鳥料理が旨いらしい。
中へ入ると、直ぐにティアが入っても大丈夫か、確認した。注文するなら問題ないそうだ。席に座り、おすすめを頼んだ。ついでに酒も。
ファミレス並みのメニューと迄は言わないが、お品書き位、有って欲しいと思うユキト。
頼んで間もないのに、料理と酒、到着。牛丼屋もビックリの早さだ。お値段、料理も酒も600F。2400Fを支払う。
料理は鳥煮。部位によっては、骨ごと煮込まれてる。野菜は、根菜が申し訳程度に入っているだけだ。
ティアは、マイフォークとナイフで、料理をやっつけ始める。
「たまには、昼酒も良いもんだな」
ユキトも、食べ始めながら、そう呟くと。
ティアは、こっちでは普通だよー。と、良い放つ。
悪くない。この世界も。美味しい料理を食べながら、ユキトは、そう思った。
食事と酒を堪能し、外を出ると、強い雨が降っていた。
片手を挙げ、シールドを展開。これで濡れずに済むが、レインコートを買わなくては、
と、頭のメモに記しておく。
花色亭に到着。いつもより早いが、女将さんが居たので、部屋を取り休むことにした。夜も花色亭の料理と酒を楽しみ、日課のクリーンの魔法を掛けて寝た。
シロ41、フウ37、アズ32にレベルアップ。
残金308600F
16日目。
ユキトが目覚めると、直ぐに、その雨音に気づいた。見事などしゃ降りだ。
朝食を食べながら、ティアと話し、今日は休業の日とした。
女将さんに今日も引き続き泊まると伝え、大銀貨1枚を支払う。
部屋に戻ってきたが、する事が無い。午前中は、のんびり過ごした。ティアのお昼ご飯は、神ポッケに入っている物で済ましてもらう。
ティアが食事をしている時、解体したクレストチキンが、アイテムボックスに入っている事を思い出したユキトは、召喚獣をもふり、御褒美をあげようと思い立つ。
しかし、召喚するには、部屋が狭い。先ずは、ベッドをアイテムボックスに入れた。ベッドが有った所は、埃が一杯だ。 部屋に、クリーンを掛けて掃除。
最初にシロを呼び出し、毛並みを堪能した。
クレストチキンは小さめにカットして食べさせる。何となく、喜んでいそう。
シロを帰還させ、次はフウだ。梟は、あまり構うと宜しくない。そんな事をどこかで聞いた気がしたので、少しだけ撫でて、かなり細かくカットした肉をあげた。フウも喜んでいるみたい。
フウを帰還させ、最後にアズを召喚。アズは大きいから、部屋が狭くなった気がする。毛並みは少し固め。わしゃわしゃと構ってあげ、肉は少し大きめにカット。美味しそうに食べている。
ティアも、神ポッケから、溜め込んでいた料理を出して皆に食べさせていた。
そんな事をしていたら、外が暗くなり始めたので、、アズを帰還させる。
念の為、部屋にクリーンを掛け、ベッドをアイテムボックスから取りだし、部屋を元に戻した。
女将さんに、食事と酒を頼んで、夕飯を食べ始め、ティアに質問。
「北に、街があるって言っていたが、どれくらいの距離がある?」
「リコフスの街だねー。歩いて行ったら、6日から7日必要かなー」
「それは遠いな」
「ユキトくんは、飛んでいけば良いんだよー。1日処か、半日もしないで着くと思うよー」
「フライの魔法って、そんなに速度出るのか」
「もちろん。
ユキトくん、リコフスにいくの?」
「思ったより、時間が掛からないみたいだし、ゴブリンにも、苦戦しなくなってきたから、稼げるなら拠点を変えるのは悪くないかと。
長雨とかあると、今の手持ちだと酷しそうだからな」
「明日、出発?
ちなみに、ゴブリンはリコフス周辺にも居るからねー。比率は下がるけど」
「奴等、居るのか。まあ、ゴブリンだらけで無くなるだけましか。
流石に明日はない。あと数日此処で様子を見てからだな。」
そっかー、とティアは残念そう。
食事も終わり、部屋に戻って休んだ。
17日目
目が覚めると、雨音がしなかった。部屋を出て、女将さんに朝食を頼むと、天気が快復しそう、と言われた。確かに、雨は止んでいる。
食事をし、宿を出ると、革鎧を買った店に行った。レインコート15000Fで購入。ティアのサイズは、もちろん無い。神パワーで雨避け位出来るだろう。
街の外に出ると、ゲートで森の奥に飛ぶ。
シロ達を召喚すると、直ぐにゴブリン5匹と遭遇。ウインドブレード3連で3匹仕留め、杖を取りだし、前に出ようとしたが、シロとアズが残り2匹を瞬殺。ユキトの出番はなかった。
魔石を回収し、探索をすると、初見の魔物を見つけた。ゴブリンよりもかなり大きい。ユキトより、やや大きそうだ。
「あの豚鼻。オークに違いあるまい。」
「正解ー」
「ティア、あっちに行って、くっころごっこしてきていいぞ」
「やだよー。あいつら臭いもん」
もん言うな。
ティアはお気に召さない様だから、狩るとする。
「サンダーストーム」
雷の嵐が吹き荒れると、オーク6匹は倒れた。
「思ったより強くないな?」
「ユキトくんの魔法が強力なだけで、そこそこ手強いよー。タイマン張るには、まだ早いかなー」
クンフーが足りないって事か。次に会ったら、シロ達と一緒に突撃してみようか。
「これは食べられるのか?」
「皮を剥げば、食べられるよー。意外と美味しいぞー」
そこら辺は、ゴブリンよりも高得点。
アイテムボックスにオークを仕舞い、場所を少し移動して、ティアの食事だ。




