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偶然を、楽しむ。

作者: うなぎ

図書館で本を借りてくると

借りた本に、時々誰かが残した「足跡」が挟まっていることがあります。

これが、とっても楽しい。


たとえば、文字の横に引いてある赤線。

ふむふむ、この一文が重要だと思ったのね。


たとえば、ページをめくると出てきた、

返却期限が書かれた紙を細長く折り曲げたもの。

ふむふむ、これをしおり代わりに使っていたのね。


たとえば、ページをめくると出てきた

メモ書きされた、小さめのポストイット。

文字がみみずみたいになっていて

電車の中で書いたのかな?とか想像してしまう。


世の中には数えきれないほどの書籍がある中で

たった一冊の本を、一つの図書館から借りてくる。

私がこの本を借りていなければ

誰かが残したこの楽しい足跡たちには出会えなかったし、

本を借りたとしても、この足跡を残していったのはどんな人たちなのかを

知ることは出来ません。


それくらい、

偶然という偶然が重なった奇跡を

簡単に体験することが出来るのです。


そう考えただけで、とっても楽しいですね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 一行目から引き込まれ一口パクリ。 気が付けば最後まで読んでました。 尻尾の所までおいしい最高のエッセイです♪ 馳走ですm(_ _)m [一言] 今後も寄らせていただきますね。
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