表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/34

18

「今更いったい何の用があるんです?」

 久しぶりに会った元不倫相手は開口一番、そう告げる。

 私鉄が何本も集結するターミナル駅の待合室で、こちらを視認してすぐのことだ。

 彼女のその後は風の便りで聞いている。別れて何年も経ってからだが、共通の友人が彼女の結婚を報せて来たのだ。それまでのわたしと彼女との関係を彼が知っているとは思えない。現在では子供もひとりいるらしい。幸せそうな顔で家族が写った写真も見たことがある。

 今現在は人目を憚る人妻といった風情だが……。

 顔はあの頃と余り変わっていない。ただ皺だけが増えている……ような気がする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ